内容説明
“プルトニウムは微量であれば食べても大丈夫”という大ウソ!まったく根拠のなかった“ただちに影響はありません”というデマ。スーパーリッチに翻弄される、原子力ムラの壮大なマッチポンプ。本当に怖い、放射能汚染、添加物、遺伝子組み換えの深刻な影響。
目次
1 収束しない福島第一原発―放射能は現在も漏洩中(原発はいま;福島原発では一体なにがあったのか ほか)
2 なぜ原発を止められないのか―止めたくない政官財トライアングルの思惑(原子力ムラの構図;東電の重役たちと日本の政治家 ほか)
3 隠蔽される情報とデタラメな対策―医療と数値に翻弄される市民(エートスとはなにか?;希釈政策とは ほか)
4 我々、日本人の未来―次世代のために、今、やるべきこと(測定器の基礎;放射能の具体的解毒法(基本編;応用編) ほか)
著者等紹介
内海聡[ウツミサトル]
筑波大学医学専門学群卒業、勤務医などを経て平成18年8月、牛久東洋医学クリニック開業。現在は都内にて断薬を主軸とした「Tokyo DD Clinic」とNPO法人「薬害研究センター」を開設する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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aisapia
10
まずは自分が間違っていると考えられるように、全否定できないとダメ。政府の言うことは信じるな。科学も利用されていることがあるから100%信じてはダメで、ファクトチェックにもならない。などなど内海節炸裂で、やっぱり福島の原発事故ではかなりの放射性物質が広範囲に広がったようです。福島の野菜を食べて応援していた人に健康被害が出たという報告書もあるそう。じゃ、今の処理水問題も隠されていることがあるに違いないな…と感じてしまう。 低温サウナ、味噌、玄米、塩風呂、重曹風呂などが良い。らしい。2023/09/12
マイケル
9
福島第一原発事故から4年後の2015年発行。目に見えない放射能、しかし問題が終息したわけではない。原子力ムラを中心に国民の洗脳が進めれれている。「希釈政策」によって広がる放射能被害、食品汚染。放射能ホルミシスの嘘。チェルノブイリ事故対策よりもひどい日本。リニアモーターカーも究極の大愚行だと批判。ヒロシマ、ナガサキ同様、フクシマも人体実験。原発保守関連でイスラエル諜報機関モサドの名前。先日見た映画「ミュンヘン(*1)」を思い出す。たしかにあの映画では爆弾暗殺場面がたびたび出てきたが。最後に解毒法紹介。2020/10/08
snow
3
なにがウソでホントウなのか。不都合な真実は知らされない。そして人や生物、自らが住むこの大地すらも気にしない利権に群がる原子力ムラ。放射能の影響や原発の真実。この本にすべてが書かれているわけでないのは当然だが、原発は未来を考えるうえで避けられない問題。さらに他の本などで知識を集め、考えていきたい。2021/12/31
minoru
3
◎多くの絶望と少しの希望が同居する本。 我々がやる必要があることは、どうとでもなるような思いや愛や癒しや知識などではなく、意志であり行動である。2015/08/15
ヨモギの葉
2
原発ムラ、医療ムラ・・ いのちよりも金を優先する社会システム2016/09/10