内容説明
生き惑う中高年に、爽快なひと言「生きたいように生きていい」20万部の月刊誌『いきいき』の大人気連載が、待望の1冊に!
目次
第1章 子ども
第2章 親、介護
第3章 夫と嫁
第4章 自分
第5章 他人
第6章 いのち
著者等紹介
曽野綾子[ソノアヤコ]
1931(昭和6)年、東京都生まれ。54年、聖心女子大学英文科卒業。幼少時よりカトリック教育を受ける。53年、作家の三浦朱門氏と結婚。79年、ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章。93年、恩賜賞、日本芸術院賞を受賞、日本芸術院会員に。2003年、文化功労者。2012年、菊池寛賞受賞。95年から05年まで日本財団会長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
広陵高校何で出たんやと思う26歳キャビンアテンダント・寺
78
アパルトヘイト肯定だの二次方程式否定だの、社会時評では乱暴な発言にて悪評高い曽野綾子による人生相談。『いきいき』という雑誌に連載されたもの。貴重なのは掲載誌の性格によるものか、相談者が皆50代以上である事。高齢者が多く余命いくばくもない方からの相談もある。1冊丸ごと老後の悩みに満ちている。老人を理解する良いテキストかも知れない。一読。良い回答が多くてびっくり。良いどころか我が意を得たり!と膝を打つ回答もしばしば。きっと曽野綾子という人は、時評よりもこういう事に真骨頂があるのだと思う。クリスチャンだもんな。2016/10/27
パフちゃん@かのん変更
45
雑誌『いきいき』に連載していたもの。50~70代の相談がほとんど。高齢者あるあるですね。どれもいかにもありそうな内容です。それを80代の曽野綾子さんがさばさば回答しておられます。回答と言っても結局決断するのは相談者本人なわけで、その人その人なりの答えがあるのだと思います。曽野さん、ご高齢なのに頭もしゃきしゃきでフットワークも軽く、お金にも不自由なさそう。羨ましい限りです。2017/08/12
さくらっこ
28
この本は、私が時々人生の道しるべとして読む一冊だ。人様の人生相談に乗るのは難しい。中高年ともなると、それは配偶者、子供、親、義理の家族、友人など多岐に渡ることが多い。「娘が結婚しない」「息子がうつ病だ」など、80代の曽野さんの子育て時代には考えにくい悩みだろう。それを相談者の立場に立って、的確な回答をするのは人生経験の豊富さを感じる。どちらの悩みにも、親にはどうにもならないというスタンスだ。他にも離婚したければ自らの決断を肯定したらいい、世間の常識に縛られるな、などの回答にはちょっと気持ちが楽になる。2022/07/17
きみこ
15
曾野綾子が人生相談!驚き図書館で早速、借りる。著者自身が本の中で語るように答えになる別の側面を見せられるかもしれない。との思いから。と知り納得。私自身何度も人生の節目で著者の言葉により別の側面を感じる事が出来その場、その時間をやり過ごす事の助けとなった。本書の中で紹介されていた主よあなたがあの人を引き受けて下さいますから一切をお任せいたします。から始まるお祈りの言葉で心が震え涙が出た。2014/01/05
eipero25
11
そっか、「いきいき」の連載だから高齢者からの悩み相談なんだ。 とはいえ誰でも高齢者になるのだから、若者も読みたまえ。 曾野節は健在であった。 爽快。2016/11/04
-
- 和書
- 大衆の川柳