内容説明
身近で元気に咲く花々の履歴を知ると、親しみが湧いて、育ててみたくなる。園芸とガーデニングをより多くの人に広め、植物への愛情、情熱を燃やし続けた園芸界の巨星が、つづった48の花への思い。
目次
早春~春(椿―日本生まれの世界の花“ジャポネーラ”;日本水仙―海岸線にのみ自生する謎に迫る ほか)
初夏(つつじ―初夏を演出する種類豊富な常緑樹;牡丹―日本人を驚かせた大輪の花 ほか)
夏(くちなし―アメリカで一世を風靡した白い香;ひまわり―真夏の花は、葉も太陽好き ほか)
晩夏~晩秋(萩―おだやかでやさしい、日本の心の花;彼岸花―「毒がある」の言い伝えはホント? ほか)
冬(つわぶき―冷気の中、目を引く鮮やかな黄色;ポインセチア―クリスマスに欠かせない赤い色 ほか)
著者等紹介
江尻光一[エジリコウイチ]
園芸家。1926年千葉県生まれ。須和田農園園主として洋ランの品種改良に取り組むとともに、花づくりの楽しさを世の中に啓蒙。2011年5月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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あっぷる
2
図書館にて。ほとんど身近に見たことのある花々がわかりやすくまとめられていました。 日本原産のものって意外と少なく、それから比べると随分と花々も華やかになったんだなあと思いました。 日本の水と土と気候によって進歩を遂げてむしろ原産国では咲かなくなった花、違う様相になってしまう花などもあり、植物の世界って奥深いと感じさせるものでした。2017/12/16
さぃだぁ
1
知らないのが有ったらどうしようかと思ったけど、全部知ってた(^^;2023/09/08
あお
1
花の名前がさらっと言えるようになりたい。2015/11/17
Mimi Ichinohe
1
花の紹介とその花に纏わるエピソード。まえがきで著者が亡くなっていることが書いてあるのですが、読み終わって惜しい方を亡くした…と思うような素晴らしい花の本です。写真も本当に美しい。植物への愛に溢れています。48も並んでいると、自分の好きな花の傾向も掴めます。どうやら私は大きめの木にたくさんの花をつけるのものが好きなようです。春の椿、沈丁花、夏のバラ、紫陽花、クレマチス、朝顔、秋の萩、オールドタイプのコスモス、金木犀、冬の山茶花。載ってない花木では春のハナミズキと夏の百日紅も好き。2013/09/30
彩灯尋
0
この表紙にもなっている月下美人がとても美しい。いくつもある謎も美しさの手助けをしている。まだまだ眠っている秘密と夜にしか咲かないミステリアスな花。他にもその花ごとにエピソードがあり、わかりやすく読みごたえのある1冊になっている。2016/03/23