内容説明
命は不思議なものです。命に心を向けるとき、私達はひとりでに厳かな気持ちになります。この命とはいったい何でしょうか。命とは何かという問題について、哲学や宗教では個人の主観に基づいて論じられます。それに対して自然科学は客観的な事実に基づいて生命現象を考えます。本書は、命を宇宙における自然現象の一つと捉え、心情論ではなく、科学的立場で生命を考察しています。
目次
プロローグ 宇宙の姿
1章 地球に住んでいる生物の特性
2章 生物と外界との関わり
3章 地球の歴史と共に歩む生物の姿
4章 エネルギーの流れ
5章 地球外生命体
6章 偶然か必然か(地球生物の謎)
7章 生命とは何か
エピローグ もろともに輝く宇宙の仲間たち
著者等紹介
森下美千代[モリシタミチヨ]
1939年台湾で生まれる。高知県佐川町立佐川小学校、佐川中学校、高知県立佐川高等学校、高知大学文理学部理学科化学専攻課程、大阪大学大学院理学研究科生物化学専攻修士課程および博士課程で学ぶ。郡山女子大学、アメリカ合衆国国立研究所(NIH)、高知大学で生命科学に関する研究や教育に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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