目次
1 帝都見物
2 国を憂う
3 受験失敗
4 勉学か革命か
5 再び受験失敗
6 一時帰国
7 煩悶…黙して語らず
著者等紹介
矢吹晋[ヤブキススム]
1938年生まれ。東京大学経済学部卒。東洋経済新報社記者、アジア経済研究所研究員、横浜市立大学教授を経て、横浜市立大学名誉教授。(財)東洋文庫研究員、21世紀中国総研ディレクター。朝河貫一博士顕彰協会会長
鈴木博[スズキヒロシ]
1940年生まれ。翻訳家。東京大学文学部卒。出版社勤務、北京放送局日本語部員などを経て、文筆業に入る
李海文[リカイブン]
北京大学国際政治学部卒。中共中央党史・文献研究院研究員。中央文献研究室の周恩来年譜伝記小組組長、周恩来研究組副組長を経て、『中共党史研究』『中共党史資料』の副編集長、編集長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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dexter4620
2
中国共産党文化大革命時代のNo.2、周恩来が日本に留学していた際の自筆日記。本書では書き起こし文に詳細や資料や注釈が添付され、膨大な労力をかけて作られた本だと言うことが分かる。中国の大指導者が19歳の頃に挫折を味わいつつも、国家や人民のために貢献しようという大志を抱いていたことが分かる。その一片に触れるだけでもやる気が上がるかもしれません。彼が通ったという神保町の中華料理店にも行ってみたい。2023/12/02
たつや
0
2024年118冊目。日中間での激動の近代歴史の幕開けとも言ってよい時期に、日本に留学した彼の、官費留学生になれなかった挫折感、家族への想いなどもあいまった滞在が、後の彼の政治家としてのしてんに影響したのか興味深い2024/06/07