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出版社内容情報
日本で初めての「しおり・ブックマーク」の通史。
しおり・ブックマークのコレクターが2000年におよぶ歴史を「意外な」エピソードとともに紹介する。
「しおりギャラリー」のコーナーでは古今東西のしおり・ブックマークを330点掲載。
図版合計430点。オールカラー。
著者:猪又義孝
しおり史研究家。昭和18年新潟県糸魚川市生まれ。
明治大学商学部卒、出版社で40年間、数々の雑誌編集の現場で過ごす。
編著者に『100人の999冊』(小学館)がある。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なる
30
いまや本を読むにあたってなくてはならない存在であるしおり。どこからどこまで読んだのかというチェックポイントの意味合いでもあり、感銘を受けた箇所を残しておくこともできるブックマークである。この本では世界編・日本編に分けてその歴史を紹介しているが、導入部は本についての歴史が大部分でしおりの紹介は少し読み進めてから。しおりは聖職者が聖書に聖衣ストラ(肩から膝の辺りにかけている長い帯)を挟んだことが始まりとされる。和書に挟んである木の葉は害虫対策だったとか発見がいっぱい。工芸品レベルの金属製しおりなども必見。2023/02/09
どぶねずみ
28
『福澤朗の本であそぶ。』で紹介された本。本や栞の歴史、今まで考えたこともなかった。日本では栞は平安時代から存在し、コレクションするのも楽しい。かつての欧米の書籍は大きな資料でしかも紐状のもので壁に繋がっていたり、書籍はすべて購入者がカットしていたという歴史もタイトル通りの意外性だ。これがペーパーナイフがあまり日本に馴染みがない理由。栞は色々な形状のものが存在するが、私が思っていた通り、金属製の栞は日本の書籍には向かないのだ。読書についての考え方も多様化するなか、栞そのものも変化を続けていると感じた。2023/05/29
ペペ
8
昔のしおりがどういう風に現在のしおりに変わってきたのかが細かく書かれていて興味深かった。個性的なしおりがたくさん載っていて絵を見てるだけでも楽しめた。2018/12/02
スプリント
6
世界のしおりが紹介されています。しおりだけでなく本の歴史もたどることができます。2017/12/15
ジュリ
5
いろいろなしおりの写真がのっていて、とくに海外の金属製のものが素敵だった。2021/10/11