内容説明
200年以上にわたる韓国のカトリック教会の歴史をコンパクトにまとめた本邦初の概論。韓国キリスト教史の権威の「歴史は出会いと葛藤を通して新しい局面を創出する」という一貫した視点で展開される史論は必読。
目次
第1章 カトリック宣教神学と韓国のカトリック受容過程(「イエズス会」宣教方式と「反イエズス会」宣教方式;日本の「キリシタン」と「イエズス会」 ほか)
第2章 朝鮮時代の党派と実学、そしてカトリック受容の二つのタイプ―黄嗣永と丁夏祥(朝鮮王朝の政治的特徴;朝鮮王朝党派の開始 ほか)
第3章 韓国カトリックの受難と信教自由の過程(韓国カトリックの迫害史概要;韓国カトリックにおける最初の迫害 ほか)
第4章 日帝下における韓国カトリックと戦後の変化(初期新旧教の葛藤と教弊問題;辛丑年―済州島事件 ほか)
著者等紹介
徐正敏[ソジョンミン]
1956年、韓国大邱生まれ。延世大学神学科卒業、同志社大学神学博士(Th.D.)学位取得。延世大学教授を経て、明治学院大学教授(宗教史、キリスト教学)。「日本キリスト教史学会」正会員、「東アジアキリスト教交流史研究会」運営委員、「アジアキリスト教史学会」理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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