はしっこに、馬といる - ウマと話そうII

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  • サイズ B6変型判/ページ数 232p
  • 商品コード 9784906900015
  • Cコード C0045

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yumiha

41
「はしっこ」は、日本最西端の与那国島であり、これまで人との交わりにうまく馴染めなかった著者の、マージナルな立ち位置だと思う。「強い」を真っ先の価値観に置く人とそれに違和感なく従える主流派、というところからこぼれ落ちてしまった「はしっこ」とも言えるだろう。乗馬クラブを楽しんでいた元同僚は、「馬は力関係を見ているから、なめられたら怪我をする」と言っていたことを思い出す。しかし、体力的にも弱いと自覚している著者が、力を使わずに馬と接する日々の中で、「こころとからだの言葉を一致させる」ことを見出してゆく。2020/10/19

mukimi

35
与那国島の民宿にて。ウマとヒトの関係性を通して、誰かと関わりながら生きていくことの一筋縄ではいかない幸せがすみずみに。ウマの受け入れ変化する力、心の言葉と体の言葉がいつもぴったり合っていること(どれ程このズレを見ないふりして生きているでしょう)、(エネルギーのあるものと付き合うとき)すきまを作って力を閉じ込めないこと、うーんなるほどなぁと心に染みました。あとは自分のパーソナルスペースを示すことが敬意に繋がるという話も納得。強くゆるく、これでいいんじゃないのってウマに言ってもらえた読後感。2016/09/11

紫羊

26
先に読んだ「くらやみに、馬といる」に負けない癒し効果があった。著者を男性だと思い込んでいたが、冒頭で間違いに気づいた。彼女と愛馬カディとのつきあい方がとても良い。人と人もこんな感じだと生きやすいだろうなと思った。著者が描いたカディの絵が何とも可愛い。前作とともに永久保存本箱へ。2023/01/10

ぱせり

14
「『すきま』があるっていいものだなあ」と著者はいう。そして、読んでいるわたしも「いいなあ」と思う。それは、きっとウマとヒトの関係だけではないかもしれない。他の動物とも、ヒトとヒトとの関係でも。ページのあいだに、ウマが遊んでいる。絵にも、絵と文章のあいだにも、すきまがある。この本の「すきま」から、与那国島のよい風が吹いてくる。気もちいいな。 2017/07/05

しょうご

10
高校の先輩からお借りした本です。おだやかな気持ちになれました。2016/07/08

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