フェザー文庫 裏切られた勇者のその後…

市村鉄之助

林檎プロモーション（2013/02発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 238p／高さ 15cm
• 商品コード 9784906878031
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Tomokazu Kumada]

勇者として異世界へと召還された「椎名一成」は、魔王との最後の戦いを繰り広げていた最中に仲間であり自分を召還した聖女に裏切られ、魔王への囮に使われ聖女が放った魔術によって一緒に攻撃され、何とか一命を取り留めますが魔王に保護されてしまいます。勇者と仲間を裏切った聖女は、勇者と魔王を一緒に始末し、忌み嫌う異種族を排除していくと己が考えを明らかにし、次期王の座と異種族を滅ぼす為に表立って動き始めます。人間と異種族の対立が激化する世界で、仲間に裏切られた勇者は立ち上がる事が出来るのか？裏切られた勇者の紡ぐ新しい物語

2013/02/26

[シュエパイ]

人間の一番悪くて暗くて醜い部分に巻き込まれて死にかけた勇者の、心を癒す時間をまつはなし。……ライブアライブ・・・？いや、暗黒面に落ちてないか。一番最後の、故郷の少女は何かかかわってくるのかな？ ・・・というか、フェザー文庫はいつになったら続巻をだすですかっ！？

2013/03/23

[飴]

Web上で読んでいるのですが、紙でも読みたくなって購入しました。異世界に召喚された勇者が仲間の聖女に裏切られる、だなんて凄い設定だと思います。かろうじて魔王と生き延びた勇者ですが、心身は深手を負ってしまい、絶望に放られます。聖女は何故、勇者を裏切ったのか。魔王と共に生き延びた勇者の運命は。異種族の問題や、聖女の抱く理想郷、読んでいてハラハラしました。個人的には魔王が好きです。彼女の勇者に施す優しさがじんわり読み手にまで伝わってきてｍ本当に好きな子だなぁっと思いました。次巻が楽しみです^^

2013/02/24

[ナウ]

■１冊まるまる序章なのである。■結構好きになれるかも。まだ好き嫌いを言えるほどないけど。■構成上仕方ないのかもしれないが、冒頭でいきなり裏切られます。勇者は悲しいのかもしれないけど、読者はぽかーんではないかと。238Ｐとページ数が少ないほうなので、もう少し書き足せたのではないかなぁと思う、いろいろ。■構成で言うと、全体もそう。この段階では仲間たちの動きは見せないほうが面白かったように思う。そのうえで、帝国内での勇者の交流を増やせば尚よかった……。■というわけで、気になるけど単体での評価は低めという感じ。

2013/03/21

[鑑真＠本の虫]

裏切られる勇者、というコンセプトが気に入って購入したが、正直微妙。 異世界から来た勇者として魔王との最後の闘いをしていた椎名一成が、最も信頼する仲間の聖女に裏切られ、魔王に保護される形で一命をとりとめて再起を図る。 異種族対立の解消と世界平和を目指すところや、明確に一成と魔王が歴史に名を残すとされているのは好みだが、先人の偉業をあまりにピックアップし過ぎてしつこさを覚える。 また、勇者パーティーがあまり生かされていないので蛇足的に見えてしまうのも良くない。 とりあえず気が向いたら二巻買おうかな。

2015/02/03