内容説明
本書は自動車業界で進む制御システムのモデルベース開発の基礎である制御対象の複合物理領域モデリングについて解説しています。多くの企業では、関係者で共有できる制御対象モデリング環境は未整備なため、物理モデルの共有や再利用の場面では様々な課題があり、なかなかうまく運用できていないのが現状です。本書では「物理モデルは物理現象の簡易記述である。」という本質に立ち返り、誰もが一定レベルの物理モデルを作成できる形式的モデリング手法について詳説しています。
目次
モデルとは?
モデルと制御
物理モデリングの落とし穴
複合物理領域のモデル記述の基礎
力学系のモデリング
電気回路系のモデリング
流体系のモデリング
伝熱系のモデリング
化学反応系のモデリング
複合物理領域モデリングのまとめ
情報システムとの統合
物理モデリングツール
モデリング環境構築に向けて
数学の基礎
著者等紹介
大畠明[オオハタアキラ]
東京工業大学卒業(1978)、トヨタ自動車株式会社(1978~)現在理事、計測自動制御学会理事(2008~2009)、International Federation of Automatic Control(IFAC)TC7.1(Automotive Control) Industrial Vice Chair(2010~)、独立行政法人情報処理推進機構ソフトウェアエンジニアリング・センターリサーチフェロー(2011~)、計測自動制御学会プラントモデリング部会主査(2010~)
古田勝久[フルタカツヒサ]
東京工業大学教授を経て、東京電機大学教授/理事、21世紀COEプログラム「操作能力熟達に適応するメカトロニクス(Human Adaptive Mechatronics)」研究代表(2002‐2008)、同大学学長(2008.6.15‐)東京工業大学名誉教授、名誉博士(ヘルシンキ工科大学、タリン工科大学、ロシア科学アカデミー)、フェロー(米国電気電子学会、英国工学技術学会、計測自動制御学会元会長/名誉会員、国際自動制御連盟元理事)、日本学術会議17/18期会員、同会議連携会員(2006‐2011)、科学技術振興機構「対人地雷探知・除去活動」研究総括(2004‐2010)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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