感想・レビュー
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双海(ふたみ)
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岡山県生まれ。「歩道」同人の父の影響で歌に親しむ。1975年「中部短歌会」に入会し、79年、短歌に復帰したばかりの春日井建に師事する。80年東京に転居し、稲葉京子に師事。「短歌」編集委員、選者。ときおり登場する少年という言葉は、清潔な叙情を生む源になっている。歌集を繙く愉しさを感じる。「まなこふとそらされしことも記憶してひとは自ら哀傷を得む」「詩はつねに言の葉であるほかはなく庭萩かすかなる風に零るる」「惜別の思ひ伝ふる術知らぬ少年ありて一日黙せり」「ポニーテールの細き首すぢ少女らの身に一閃の夏とし思ふ」2023/07/14
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- 電子書籍
- 毎朝1分読むだけ会話が劇的にうまくいく…
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- 和書
- 華