内容説明
稀代の占星術研究家、鏡リュウジがあなたに教える「占い」の秘密。
目次
序章 占星術という不思議な営み
第1章 占星術のシクミ
第2章 占星術を科学する
第3章 心理学と占星術
第4章 神々との語らいとしての占星術
補遺「占星術は占いか?」(ジェフリー・コーネリアス)
解説「世界」から「世界体験」へ(社会学者 宮台真司)
著者等紹介
鏡リュウジ[カガミリュウジ]
翻訳家、心理西洋占星術研究家。1968年京都府生まれ。国際基督教大学大学院修了。英国占星術協会会員。京都文教大学・平安女学院大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
10
西洋占星術が命占ではなくて卜占だというの、すんごい納得。バーナム効果について触れられていないのは片手落ち感があったけど、ロマンを味わうためにそんなもの必要ないのだろう。2020/11/10
袖崎いたる
5
宮台真司の解説を読む。以前、北海道大学?だかでの講演で語っていたという、世界と世界体験は違うって話を敷衍するものだった。おもちろ!占いは、ユングが語っていることは、世界体験の原理に関わるものだ。なるほど!2022/05/11
いの
4
占星術は当たるのか?著者であるリュウジさんは「YES」と答える。その答えにはどんな意味があるのか…それはぜひ 本書を読んで確認して貰いたい。 上岡龍太郎氏とのディベートにおいて、「100人全員が同時に亡くなったとして、全員の星回りに『死ぬ』と運命づけられていたのか」との問いに対し著者の返しが素敵だと思う。 巻末、宮台真司氏による解説によって、読んでいる最中に感じたふんわりとしたイメージが固まっていく気がした。「私たちは世界をどう体験しているのか」目からウロコ!うん、読んでいて楽しかった。2020/08/25
ごましお
2
毎朝のテレビの占いを、つい気にしてしまう自分。科学的でないなと思いながらも、占いが当たっていると喜んでしまう自分。 著者は、そんな自分をゆっくり肯定してくれる。 「占いが当たったとき、人は、自分の出来事に何か意味があったと感じることができる」と著者は言います。 占いを信じてもいいんだ、占いを信じる自分を認めてもいいんだ、と改めて思います。 巻末の宮台真司さんの解説が、秀逸です。この解説を読むだけでも購入の価値ありです。2025/04/21
コキア
2
わたしはそもそも神話が好きなので、+鏡リュウジ先生の本ときたら読まなきゃで。 因果とシンクロシニティ。 ユング心理学と占星術の深いつながり。 ロマンを感じずにはいられません2020/09/11