出版社内容情報
台湾で人気の旧暦変換した生年月日時をもとに運命や運勢などを判断する占い「紫微斗数占い」のマスター版。本書で紹介する「紫微斗数(しびとすう)占い」とは、中国、とりわけ台湾で人気のある、その人の旧暦変換した生年月日時をもとに運命や運勢などを判断する占いです。その歴史は古く、唐末から宋の時代にかけて陳希夷が創始したと伝えられています。
その人の生年月日時から運命を判断する占いとしては、西洋の占星術がありますが、紫微斗数占いは東洋の占星術とも呼べるものです。
西洋占星術におけるホロスコープが紫微斗数占いの「命盤」と呼ばれるもので、12の宮に区分され、そこに紫微星(北極星)を中心とした100を超える数多くの星を用いて運勢吉凶などを見ていきます。
本書では「完全マスター」のシリーズ名が表す通り、長い歴史と高い的中率を誇る紫微斗数占いを歴史的変遷から基本的な占い方、各宮や星が示す意味、さらには今までは秘伝とされてきた技法など、日本における紫微斗数占いの泰斗である著者による、長年の研究成果の集大成ともいえる1冊となっております。
著者が「はじめに」で「本書では、特に「六度空間」という盤を活盤してさまざまな事象を読み取っていくテクニック、元命盤、つまり宿命の部分、そこから四化星を飛星させる方法、大限、流年、斗君(月運)などから飛星させる法、「144訣」と呼んでいる人生を先天的に起こりえる凶現象を前もって事前に知り、なるべくそれを避ける法、「棋譜(きふ)」と呼んでいる飛星派独特な四化を活用する最高奥義まで、なるべく書けるだけ出していこうと決心しています。」
とあるように、まさに本邦初の業(わざ)が濃縮されております。
合わせて、命盤テンプレートなど巻末資料も豊富に取り揃えております。1926年から2060年までの旧暦万年暦は資料的価値も高いものといえます。
はじめに
第1章 紫微斗数総論
1 紫微斗数とは
(1) 紫微斗数と四柱推命の違い
2 紫微斗数の歴史と現在までの流れ
(1) 謎に包まれた紫微斗数の歴史
(2) 日本における紫微斗数の普及
(3) 台湾における紫微斗数
(4) 紫微斗数の流派
三合派
総合派
飛星派
3 紫微斗数の特徴
(1) 紫微斗数では何がわかるのか
命理(宿命)
・命宮(ルビ:めいきょう)
・兄弟宮(ルビ:けいていきゅう)
・夫妻宮(ルビ:ふさいきゅう)
・子女宮(ルビ:しじょきゅう)
・財帛宮(ルビ:ざいはくきゅう)
・疾厄宮(ルビ:しつやくきゅう)
・遷移宮(ルビ:せんいきゅう)
・奴僕宮(ルビ:ぬぼくきゅう)
・官禄宮(ルビ:かんろくきゅう)
・田宅宮(ルビ:でんたくきゅう)
・福徳宮(ルビ:ふくとくきゅう)
・父母宮(ルビ:ふぼきゅう)
・身宮(ルビ:しんきゅう)
占ト(占機法)
陽宅・陰宅
紫微斗数八卦法
4 陰陽五行論
(1) 一極二元論
相生
相克
比和
5 十干十二支
(1) 空間を表す十干
(2) 時間の推移を表す十二支
第2章 紫微斗数各論
1 十二宮
2 星の説明
(1) 甲級主星十四星
(2) 甲級副星十五星
(3) 乙級星八星
(4) その他の乙級星
3 甲級主星解説
(1) 紫微星(ルビ:しびせい)
(2) 天機星(ルビ:てんきせい)
(3) 太陽星(ルビ:たいようせい)
(4) 武曲星(ルビ:ぶごくせい)
(5) 天同星(ルビ:てんどうせい)
(6) 廉貞星(ルビ:れんていせい)
(7) 天府(ルボ:てんぷ)
(8) 太陰星(ルビ:たいいんせい)
(9) 貪狼星(ルビ:どんろうせい)
(10) 巨門星(ルビ:こもんせい)
(11) 天相星(ルビ:てんそうせい)
(12) 天梁星(ルビ:てんりょうせい)
(13) 七殺星(ルビ:しちさつせい)
(14) 破軍星(ルビ:はぐんせい)
4 甲級副星解説
(1) 文昌星(ルビ:もんしょうせい)
(2) 文曲星(ルビ:もんごくせい)
(3) 左輔星(ルビ:さほせい)
(4) 右弼星(ルビ:うひつせい)
(5) 天魁星(ルビ:てんかいせい)
(6) 天鉞星(ルビ:てんえつせい)
(7) 禄存星(ルビ:ろくぞんせい)
(8) ?羊星(ルビ:けいようせい)
(9) 陀羅星(ルビ:だらせい)
(10) 火星(ルビ:かせい)
(11) 鈴星(ルビ:れいせい)
5 四化星
(1) 化禄星(ルビ:かろくせい)
(2) 化権星(ルビ:かけんせい)
(3) 化科星(ルビ:かかせい)
(4) 化忌星(ルビ:かきせい)
6 乙級星
(1) 天空星(ルビ:てんくうせい)
(2) 地劫星(ルビ:ちごうせい)
(3) 天姚星(ルビ:てんようせい)
(4) 天刑星(ルビ:てんけいせい)
(5) 天馬星(ルビ:てんませい)
(6) 紅鸞星(ルビ:こうらんせい)
第3章 紫微斗数実践編
1 紫微斗数命盤解説
2 命盤作成方法
(1) 閏月の定義
(2) 生時を十二支に変換する
(3) 命盤を作成する
(4) 大限を導く
(5) 太歳運を導く
(6) 斗君(月運)
(7) 専門用語について
3 命盤解説の手順
ステップ1 命宮を見る
ステップ2 財帛宮と官禄宮を見る
ステップ3 遷移宮を見る
ステップ4 その他の宮を見る
命盤解読のまとめ
第4章 命宮に入る星
1 四化星の働きに重点を置く
2 紫微星
(1) 紫微星独主
(2) 紫微星+破運星
(3) 紫微星+天府星
(4) 紫微星+貪狼星
(5) 紫微星+天相星
(6) 紫微星+七殺星
3 天機星
(1) 天機星が独主
(2) 天機星+太陰星
(3) 天機星+巨門星
(4) 天機星+天梁星
4 太陽
(1) 太陽が独主
子の命宮
午の命宮
辰の命宮
戌の命宮
亥の命宮
巳の命宮
(2) 太陽星+太陰星
(3) 太陽星+巨門星
(4) 太陽星+天梁星
5 武曲星
(1) 武曲星が独主
(2) 武曲星+天府星
(3) 武曲星+貪狼星
(4) 武曲星+天相星
(5) 武曲星+七殺星
(6) 武曲星+破軍星
6 天同星
(1) 天同星独主
(2) 天同星+巨門星
(3) 天同星+天梁星
7 廉貞星
(1) 廉貞星が独主
(2) 廉貞星+天相星
(3) 廉貞星+七殺星
(4) 廉貞星+破軍星
(5) 廉貞星+天府星
(6) 廉貞星+貪狼星
8 天府
(1) 天府が独主
9 太隠星
(1) 太陰星が独主
10 貪狼星
(1) 貪狼星が独主
11 巨門
(1) 巨門が独主
12 天相星
(1) 天相星が独主
13 天梁星
(1) 天梁星が独主
14 七殺星
(1) 七殺星が独主
15 破軍星
(1) 破軍星が独主
第5章 飛星紫微斗数派の技法
1 命宮や他の十二宮における飛星紫微斗数派における考え方とその方法
・地盤
・人盤
・天盤
2 命宮化忌飛星秘技
(1) 人生において何が不利かを知る
(2) 導き方
(3) 命宮に命宮化忌(自化忌)
(4) 兄弟宮に命宮化忌
(5) 夫妻宮に命宮化忌
(6) 子女宮に命宮化忌
(7) 財帛に命宮化忌
(8) 疾厄宮に命宮化忌
(9) 遷移宮に命宮化忌
(10) 奴僕宮に命宮化忌
(11) 官禄宮に命宮化忌
(12) 田宅宮に命宮化忌
(13) 福徳宮に命宮化忌
(14) 父母宮に命宮化忌
3 兄弟宮について
4 天妻宮について
(1) 紫微
(2) 天機
(3) 太陽星
(4) 武曲
(5) 天同星
(6) 廉貞星
(7) 天府星
(8) 太陰星
(9) 貪狼星
(10) 巨門星
(11) 天相星
(12) 天梁星
(13) 七殺星
(14) 破軍星
(15) 相生について
(16) 結論として
5 子女宮について
6 財帛宮について
(1) 紫微
(2) 天機
(3)太陽
(4) 武曲
(5) 天同
(6) 廉貞
(7) 天府
(8) 太陰
(9) 貪狼
(10) 巨門
(11) 天相
(12) 天梁
(13) 七殺
(14) 破軍
(15) 禄存
(16) 左輔、右弼
(17) 天魁、天?
(18) 文昌、文曲
(19) 火星、鈴星
(20) ?羊
(21) 陀羅
(22) 天空、地却
7 財帛宮飛び星化忌
(1) 財帛宮自化忌
(2) 財帛宮の化忌が命宮に入る
(3) 財帛宮化忌が兄弟宮に入る
(4) 財帛宮の化忌が夫妻宮に入る
(5) 財帛宮の化忌が子女宮に入る
(6) 財帛宮の化忌が疾厄宮に入る
(7) 財帛宮の化忌が遷移宮に入る
(8) 財帛宮化忌が奴僕宮に入る
(9) 財帛宮化忌が官禄宮に入る
(10) 財帛宮の化忌が田宅宮に入る
(11) 財帛宮の化忌が福徳宮に入る
(12) 財帛宮の化忌が父母宮に入る
8 疾厄宮について
(1) 後天八卦の使い方
(2) 病気に対する注意
9 遷移宮について
10 遷移宮飛星化忌
(1) 遷移宮自化忌
(2) 遷移宮の化忌が命宮に入る
(3) 遷移宮化忌が兄弟宮に入る
(4) 遷移宮化忌が夫妻宮に入る
(5) 遷移宮化忌が子女宮に入る
(6) 遷移宮化忌が財帛宮に入る
(7) 遷移宮化忌が疾厄宮に入る
(8) 遷移宮化忌が奴僕宮に入る
(9) 遷移宮化忌が官禄宮に入る
(10) 遷移宮化忌が田宅宮に入る
(11) 遷移宮化忌が福徳宮に入る
(12) 遷移宮化忌が父母宮に入る
11 奴僕宮について
12 官禄宮について
(1) 紫微
(2) 天機
(3) 太陽
(4) 天同
(5) 武曲
(6) 廉貞
(7) 天府
(8) 太陰
(9) 貪狼
(10) 巨門
(11) 天相
(12) 天梁
(13) 七殺
(14) 破軍
(15) 火星、鈴星
(16) 文昌、文曲
(17) 左輔、右弼
(18) 禄存
(19) ?羊、陀羅
(20) 天空、地劫
(21) 天魁、天?
13 官禄宮飛星化忌
(1) 官禄宮飛星化忌
(2) 官禄宮飛星化忌が命宮に入る
(3) 官禄宮飛星化忌が兄弟宮に入る
(4) 官禄宮飛星化忌が夫妻宮に入る
(5) 官禄宮飛星化忌が子女宮に入る
(6) 官禄宮飛星化忌が財帛宮に入る
(7) 官禄宮飛星化忌が疾厄宮に入る
(8) 官禄宮飛星化忌が遷移宮に入る
(9) 官禄宮飛星化忌が奴僕宮に入る
(10) 官禄宮の化忌が田宅宮に入る
(11) 官禄宮飛星化忌が福徳宮に入る
(12) 官禄宮飛星化忌が父母宮に入る
14 田宅宮について
(1) 田宅宮の秘伝
15 福徳宮について
16 父母宮について
第6章 紫微斗数飛星奥儀、棋譜
1 四化活用法
(1) 四馬忌(ルビ:しばき)
(2) 入庫忌(ルビ:にゅうこき)
(3) 水命忌(ルビ:すいめいき)
(4) 回水忌(ルビ:かいすいき)
(5) 絶命忌(ルビ:ぜつめいき)
(6) 返力忌(ルビ:へんりきき)
(7) 進馬忌(ルビ:しんばき)
(8) 退馬忌(ルビ:たいばき)
(9) 是非忌(ルビ:ぜひき)
(10) 循環忌(ルビ:じゅんかんき)
2 行運判断
(1) 大限法(10年間)
(2) 流年運(1年間)
(3) 斗君(月運)
(4) 判断法
(5) 鑑定のやり方・
(6) 鑑定のやり方・
(7) 鑑定のやり方・
(8) 鑑定のやり方・
3 活盤の応用
4 飛星紫微斗数最高秘伝、四化飛星法
(1) 大限や流年における化禄の意味
(2) 大限や流年における化忌の意味
(3) 大限や流年における化権の意味
(4) 大限や流年における化科の意味
(5) 化禄と化忌についての活用例
5 飛星派についての考察と問題提起
(1) 一葉知秋術(ルビ:いちようちしゅうじゅつ)
第7章 紫微斗数風水
1 隠宅における紫微斗数活用法
2 紫微斗数測局
3 紫微斗数占トまたは占機法
巻末資料
命盤解読
巻末付録「活盤秘伝・六度空間(飛宮転移)」
旧暦万年暦(1926年?2060年)
命盤作成用資料
(1) 命宮・身宮算出票
(2) 十二宮配付表
(3) 十二宮十干配置表
(4) 五行局算出表
(5) 紫微星算出表
(6) 紫微星系主星算出表
(7) 天府星系主星算出表
(8) 月系星算出表
(9) 時系星算出表
(10) 年干系星算出表
(11) 年支系星算出表
(12) 太陽・太陰光度表(廟旺平落陥表はつけない)
(13) 大限早見表
(14) 小限早見表
(15) 子年斗君表
(16) 甲級十四主星早見表
紫微斗数命盤
参考文献
おわりに
著者紹介
東海林 秀樹[ショウジヒデキ]
昭和32年(1957年)東京生まれ。10 代より、運命学の研究に入り、伊藤泰苑先生に手ほどきを受ける。斎藤擁道・富久純光・鮑黎明先生他、占い界の大御所に秘伝を伝授される。青年期より現在に至るまで、台湾を訪ね、貴重な資料を捕猟する。占い界の技術向上の為、中国占術の極意を綴った本を、多数出版。後輩の育成に務め現在に至る。著書に『決定版 紫微斗数占星術奥義』(学研)、『最強の中国占星法』(PHP研究所)、『符呪奇門遁甲占法要義』(東洋書院)など。
「三毛猫占術学園」
〈http://www.mikeneko-uranai.com〉
目次
第1章 紫微斗数総論
第2章 紫微斗数各論
第3章 紫微斗数実践編
第4章 命宮に入る星
第5章 飛星紫微斗数派の技法
第6章 紫微斗数飛星奥儀、棋譜
第7章 紫微斗数風水
巻末資料
著者等紹介
東海林秀樹[ショウジヒデキ]
昭和32年(1957年)東京生まれ。10代より、運命学の研究に入り、伊藤泰苑先生に手ほどきを受ける。斎藤擁道・富久純光・鮑黎明先生他、占い界の大御所に秘伝を伝授される。青年期より現在に至るまで、台湾を訪ね、貴重な資料を捕猟する。占い界の技術向上の為、中国占術の極意を綴った本を、多数出版。後輩の育成に務め現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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