くらべてわかる<br> 北斎vs広重

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くらべてわかる
北斎vs広重

  • 内藤 正人【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 敬文舎(2019/06発売)
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  • サイズ B5判/ページ数 104p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784906822669
  • NDC分類 721.8
  • Cコード C0371

内容説明

浮世絵における、永遠のライバル葛飾北斎と歌川広重。風景表現は、いったいどう異なるのか。しのぎを削った花鳥版画は、質的にはどのような相違があるのか。同一の題材、類似の発想に基づく作品を選び、向きあわせぶつけあうことで、絵師や作品が、より明瞭な輪郭線をくっきりと浮かび上がらせることが可能ではないのか、北斎と広重の対決の成り行きは…。

目次

はじめに 絵を見るとき、人は何を感じ、また考えるのだろうか。霊峰冨嶽、いつもの富士山…それぞれの目に映る富士山 富士対決
逆巻き、荒れ狂う巨大な海そのニュアンスの汲み取り方 波涛対決
行く人来る人、名もなき通行人たちが今日も行き交う 橋対決
天の恵みに急かされる人びとが織りなす、人生劇場 雨景対決
純白の雪が演出する、真冬の人びとの暮らし 雪景対決
目には直接見えない、空気のストリーム 風対決
もくもく、ふわふわ、立ち上る煙のさまざま 煙対決
夏の夜空に咲く、大輪の華たち 花火対決
浮世絵の真髄、美女たちが競い合う、艶と張りの勝負 美人画対決
舞台で喝采を浴びる歌舞伎役者の、ワクワクするブロマイド 役者絵対決
ひたすらにヒロイック、雄々しくてたくましい武将たちの姿絵
果たしてどんな顔立ち?はたまたどんな表情?想像を掻き立てる趣向 後ろ姿対決
南蘋派以来、若冲も盛んに絵を描いた、人と生活を共にする鳥 鶏対決
鋭い爪や嘴をもつ、猛禽類の本性をとらえる鷲・鷹対決

著者等紹介

内藤正人[ナイトウマサト]
1963年、愛知県生まれ。慶應義塾大学大学院修了(美学美術史学)、博士(美学)。1988年より出光美術館に勤務し、同館主任学芸員を経て、慶應義塾大学文学部教授、同大学アート・センター所長、ほかに国際浮世絵学会常任理事など。美術史家として、江戸時代の絵画史と版画史を専門とするが、特に浮世絵と風俗画全般、琳派などをおもな研究テーマとしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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25
比べる本を続けて読んだが、新たな発見や驚きよりも再認識する読書となった。葛飾北斎(1760-1849)と歌川広重(1797-1858)、江戸後期の浮世絵師を代表する二人。大人になってからの年数を数えても30年以上時代が被るので、北斎だって37歳年下でも売れっ子の広重の絵は強く意識しただろう。その二人が描いた浮世絵をテーマごとに比べて簡潔にその違いや特徴を述べているが、大胆な北斎vs構図の広重というよくある解釈では収まらないことを教えてくれる本。富士や波濤はやっぱり北斎かな。雨や雪景色は広重か。でも、⇒2021/12/04

こけしだ

9
さまざまなテーマで、北斎と広重のそれぞれの作品を対比させながら迫っていく。富嶽三十六景の「駿州江尻」好きだな。自然とそこで暮らす人々の生活が描かれているものにやはり惹かれる。二人がもし今も生きていたら、必死にスマホをスクロールする人々を滑稽に描いたりしただろうか。北斎や広重の目を通して描かれているような、風とか雨とか植物とか、そういう自然を、もっともっと面白がらなきゃいけないような気がした。 緊急事態宣言でおうち美術鑑賞。2021/05/15

俊介

8
浮世絵はよく知らないけど、江戸時代の巨匠2人の同じ題材の絵を比べてみるという、面白そうなコンセプトだったので読んでみた。美人画、風景画、動物画などなど幅広い。解説も堅苦しい感じじゃなくて、純粋に楽しめた。不思議な生々しさがあり、個人的には、鶏のトサカの質感のリアルさがトラウマ級だった笑。こういう本があると、浮世絵への間口も広がりそう。2019/12/04

遠い日

8
北斎、広重、ともに浮世絵界のビッグネーム。テーマや対象を同じくする絵を比較して観ることで、より両者の特徴を感じることができる。北斎は華麗にして艶なる世界を醸し出すことで、観る者を引き込むようだ。一方広重は、何かしら物語を孕んだ情景を作るのがうまいように思う。もちろんど素人の一主観です。2019/09/06

量甘

6
北斎と広重の作品をテーマごとに比べながら、両者の違いに迫る。自然・動物・草花などの細部を見比べることで、対象物の捉え方や描き方の違いを感じることができた。波濤対決は北斎、雨景対決は広重が好み。解説がわかりやすく楽しめた。2024/08/30

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