内容説明
「縄文のビーナス」「仮面の女神」そして豊富な黒曜石と優れた土器文化!豊富なカラー写真と図版で、日本の歴史がグーンと身近に!!
目次
第1章 縄文文化の象徴(二つの国宝土偶;縄文のビーナス発掘の棚畑遺跡;豊かな信仰生活の形)
第2章 北山浦の環境と縄文中期の遺跡(北山浦の位置と自然;諏訪湖と北山浦の縄文遺跡;尖石遺跡と宮坂英弌)
第3章 縄文文化繁栄の姿(地形をいかした社会生活;繁栄を支えた食生活;優れた土器文化)
第4章 黒曜石の文化力(黒曜石原産地と駒形遺跡;黒曜石技術者集団の本拠地;黒曜石の文化力と二つの国宝土偶の誕生)
第5章 縄文の立柱祭祀とおんばしら(中ッ原縄文公園の方形柱穴列とおんばしら)
著者等紹介
鵜飼幸雄[ウカイユキオ]
1954年、長野県茅野市生まれ。立正大学文学部史学科考古学専攻卒業。茅野市尖石縄文考古館前館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tamami
41
読メ初登録。縄文王国と言われる長野県諏訪地方の、茅野市北山浦地域(結構ローカル)を中心に考察する、縄文時代のムラと社会生活、また周辺トピックスの解説。ローカルな話が一冊の本になるのは、なんと言っても当地で2体の国宝土偶が発見されたから。土偶の発見者でもある著者は、その考察を起点に、当時の自然環境と人々の生活、ムラのあり方まで話題を広げていく。一方で、諏訪産の黒曜石がもつ文化力についても触れると共に、遺跡に残る巨大な柱穴と御柱の関係を推理するなど、興味は尽きない。多数のカラー図版や写真が理解を助けてくれる。2022/03/17
-
- 電子書籍
- 狐族の花嫁~香りが導く運命の番~【ペー…