内容説明
近世とは、本当に身分制度に縛られ、領主が搾取する封建社会だったのか?日本列島に生きた人々の声が聞こえてくる。
目次
第1講 徳川日本とはなにか
第2講 「身分型自力」の社会論
第3講 彦根城下・町人社会の形成
第4講 海辺村からみた幕藩体制
第5講 徳川の社会と自然
第6講 朝尾学説に学ぶ―小領主論と近世社会論
第7講 道の名前
著者等紹介
水本邦彦[ミズモトクニヒコ]
1946年、群馬県生まれ。1969年、京都大学文学部卒業。現在、京都府立大学名誉教授・長浜バイオ大学教授。専門は日本近世史。マクロの「鳥の眼」とミクロの「虫の眼」を併用しながら、徳川社会の観察を進めている。自然や環境についても関心を深め、『環境の日本史』(吉川弘文館、2012年~)の編集に携わった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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