内容説明
文明と引き換えにヨーロッパが失った原生自然と対峙したとき、新大陸の人々は何を感じたのか。オーデュポン、エマソン、ソロー、ミューアへと展開する、アメリカ自然思想史の新たな指標を提示する。
目次
第1章 オーデュボンのアメリカ自然誌
第2章 エマソンの自然観
第3章 フロントカントリーの巡礼者―ヘンリー・D・ソロー
第4章 バックカントリーのナチュラリスト―ジョン・ミューア
終章 レイチェル・カーソンとアメリカの自然思想―結びにかえて
補遺 ヘッチ・ヘッチー渓谷の闘い
著者等紹介
柴崎文一[シバサキフミカズ]
1958年生まれ。明治大学政治経済学部教授。駒澤大学仏教学部卒業。上智大学哲学研究科修士課程修了。ミュンヘン・イエズス会哲学院博士課程修了(Ph.D)。哲学、倫理学のほか、環境思想、科学技術社会論の研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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