冥顕の哲学<br> 冥顕の哲学〈1〉死者と菩薩の倫理学

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冥顕の哲学
冥顕の哲学〈1〉死者と菩薩の倫理学

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  • サイズ A5判/ページ数 282p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784906791972
  • NDC分類 121.04
  • Cコード C0010

出版社内容情報

哲学と現代思想の最後のフロンティア、死と死者の領域を考える

人の間の公共性の領域〈顕〉に対して、不可知の霧に包…人の間の公共性の領域〈顕〉に対して、不可知の霧に包まれた〈冥〉という場所、そこには他者、死者そして神仏が息づく。日本の中世思想に由来する「冥顕」の構造をもって、現代の哲学的・思想的な閉塞状況に立ち向かう「死者の哲学」と「菩薩の倫理学」。



仏教学から出発し、日本思想史の壮大な流れに立つ著者が、生を導く普遍的な価値を再生しようとした四半世紀にわたる哲学の格闘を集成する。

序 章 見えるもの、見えざるもの──顕と冥の世界観

  ? 死者と冥顕の哲学

第一章 哲学としての懺悔道──田辺哲学再考1

第二章 懺悔道と親鸞──田辺哲学再考2

第三章 他者・死者と場所──西田・田辺の哲学と現代

第四章 死者と時間──時間はどこに生まれるか

  ? 菩薩の倫理学へ

第五章 仏教と哲学

第六章 宗教間対話を可能にする理論を求めて

第七章 哲学・神学から仏教へ

第八章 伝統思想から菩薩の倫理学へ

第九章 菩薩の倫理学

終 章 苦闘する哲学──私性からの出発

末木文美士[スエキフミヒコ]
著・文・その他

内容説明

東方から発信する、死と死者の領域を視野に収める新しい哲学のヴィジョン。日本の伝統思想を踏まえ、ポスト近代の思想状況を突破する、死者の哲学と菩薩の倫理学。

目次

見えるもの、見えざるもの―顕と冥の世界観
1 死者と冥顕の哲学(哲学としての懴悔道―田辺哲学再考1;懴悔道と親鸞―田辺哲学再考2;他者・死者と場所―西田・田辺の哲学と現代;死者と時間―時間はどこに生まれるか)
2 菩薩の倫理学へ(仏教と哲学;宗教間対話を可能にする理論を求めて;哲学・神学から仏教へ;伝統思想から菩薩の倫理学へ;菩薩の倫理学)
苦闘する哲学―私性からの出発

著者等紹介

末木文美士[スエキフミヒコ]
1949年生まれ。78年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専攻、仏教学、日本思想史、比較思想。現在東京大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授、放送大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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マウンテンゴリラ

2
西洋哲学だけが普遍的な思想を代表するものではないことは、もはや周知の事柄であると言えるだろう。しかし、特に我々戦後世代の日本人の意識の中には、近代西洋的な価値観が支配的であるとも言え、まだまだ現代が近代の延長としてあるという意識が強いと思われる。それは、価値観の根本的変換の必要性を言うのではなく、現代が(西洋的)近代の価値の未完成形であるという意識の変換が必要という意味において批判されなければならない。そのような文脈で捉えると、本書の主張は、非常に解りやすいし、納得する部分が多い。→(2)2019/10/01

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