内容説明
なぜ、息を呑み、沈黙するほかないような出来事ばかり起こるのか。終末がリアリティを増すこの時代に、私たちに必要なものとは何か。障がい者、ホームレス、外国籍…虐げられ、貧しくされ、小さくされた者たちに寄り添った半生を踏まえ、生き方として、理念として、希望として、インクルージョン(包み込み)を提案する。
目次
序章 共生社会に向けて
第1章 なぜ悲劇は起こり続けるのか―この時代の差別と共生(津久井やまゆる園事件考;障がい者雇用水増し問題 ほか)
第2章 キリスト教会と障がい、そして共生(現代の教会の共生と排除;教会による障がい者の排除 ほか)
第3章 「地の果て伝道」から「人の果て伝道」へ―福音宣教と社会福祉の相克(福音宣教と社会福祉;福音宣教の使命 ほか)
第4章 インクルージョンとは何か(インクルージョンという概念;インクルーシブ教育 ほか)
第5章 ホームレスの母―インクルーシブ教会(共生の教会)への歩み(インクルーシブ教会への歩み;神と共にある居場所 ほか)
著者等紹介
鈴木文治[スズキフミハル]
1948年、長野県生まれ。中央大学法学部法律学科、立教大学文学部キリスト教学科卒業。川崎市立中学校教諭、神奈川県教育委員会、県立盲学校長、県立養護学校長、田園調布学園大学教授を経て、現在日本基督教団桜本教会牧師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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