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出版社内容情報
説経節から浪曲まで、〈声〉に担われた語り物の流れを現代へとつなぐ、創作「水の物語」。一引き引けば千僧供養、二引き引けば万僧…説経節から浪曲まで、〈声〉に担われた語り物の流れを現代へとつなぐ、創作「水の物語」。
一引き引けば千僧供養、二引き引けば万僧供養……説経「小栗判官」「さんせう太夫」「愛護の若」、八百比丘尼伝説、そして近代の浪曲とパンソリへ。
声は命を乗せて、死者たちへ、そして未来へと流れる。水は自他の境も、国境も越える。
私は水のアナーキスト、虐げられ、虐殺された無数の死者たちの魂をカタル者、言語と制度の檻を破って、命の流れを明日へと解き放つ巫女。
【挿画・坂本大三郎】
はじまりはじまり 狂っちまえよ、と影が言う
なもあみだんぶーさんせうだゆう
こよなく愛する 「説経 愛護の若」異聞
恨九百九十九年
旅するカタリ 八百比丘尼の話
かもめ組創成記 千年の語りの道をゆく
─┼放浪かもめと澤村豊子──
かもめ組資料 上演台本
姜信子[キョウノブコ]
著・文・その他
目次
はじまりはじまり 狂っちまえよ、と影が言う
なもあみだんぶーさんせうだゆう
こよなく愛する「説経愛護の若」異聞
恨九百九十九年
旅するカタリ 八百比丘尼の話
かもめ組創成記 千年の語りの道をゆく―放浪かもめと澤村豊子
かもめ組資料 上演台本
旅するカタリの日記から あとがきに代えて
著者等紹介
姜信子[キョウノブコ]
1961年横浜市生まれ。作家。85年、東京大学法学部卒業。86年に「ごく普通の在日韓国人」でノンフィクション朝日ジャーナル賞受賞。著書に『棄郷ノート』(作品社、熊本日日新聞文学賞受賞)、『追放の高麗人』(石風社、地方出版文化功労賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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