内容説明
女性僧侶にして産業カウンセラーの著者が、死と生が交錯する風景に立って考える…なぜ、死は恐怖の対象なのか。恐山、伏見稲荷、モンゴル草原で聞いた、死の調べ。死とは生者を映し出す鏡、「死」のイメージとは生者が産んだ妄想だった。
目次
序章 死者と生者の交差点
黄の章 恐山―死者とともに生きる(死の衝動にひそむもの;死者とつながり、生者がよみがえる)
赤の章 伏見稲荷―過去を赦す毒(狐の宴会と太い光の氾濫;天翔るダーキニー(荼枳尼天)
密教―生と死の宇宙図)
青の章 モンゴル草原―あるがままの生と死(いのちと交わる;処分されるいのち;はるかなるモンゴル;ホンゴル・モリ;あるがままの生と死)
終章 いのちの操作場
著者等紹介
三橋尚伸[ミツハシショウシン]
真宗大谷派僧侶・産業カウンセラー。1949年東京生まれ。1988年東京大谷専修学院修了。真宗大谷派にて得度。心身の病に苦しむ人びととの長年の交流を通じて、企業、官公庁、医療界、仏教界などで講演、研修を行うとともに、僧侶カウンセラーとして医療現場にもかかわる。メンタルレスキュー協会会員、医療リスク・マネージャー、日本カウンセリング学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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