内容説明
神話として描かれた世界像から、神秘主義の哲学へ。この大いなる転換期の思想を新しい思考財として、第二次大戦とホロコーストに至った西洋文明と対峙しようとする。文字通り、血で書かれた記念碑的大著!基本文献、遂に完訳!
目次
序論 研究史と方法論について
2 神話的形態のグノーシス(グノーシスのロゴス(ことば)
グノーシスの現存在の姿勢
グノーシスの神話論と思弁
グノーシスの新しい本文)
著者等紹介
ヨナス,ハンス[ヨナス,ハンス] [Jonas,Hans]
1903年、デュッセルドルフ近郊のユダヤ人家庭に生まれる。28年、M・ハイデガーとR・ブルトマンの下で博士号取得。35年、エルサレムに移住。40年、英国陸軍が編成した反ナチスのユダヤ旅団に入営し転戦。42年、母親をアウシュヴィッツで失う。戦後は、カナダ、アメリカで教鞭をとる。93年、没
大貫隆[オオヌキタカシ]
1945年生まれ。専攻、新約聖書学・グノーシス研究。東京大学大学院人文科学研究科西洋古典学専攻博士課程修了。ミュンヘン大学にてDr.theol.取得。現在、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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