内容説明
いま・ここにつまずいているすべての人に贈る、言葉の哲学と著者の形而上学、東方の神秘思想と現代宇宙論があやなすめくるめく自己救済の奇想天外な物語。
著者等紹介
鈴木康夫[スズキヤスオ]
1970年アメリカ・ロサンゼルス生まれ。東京都立新宿高等学校卒。明治大学理工学部数学科卒。日本大学大学院博士前期課程修了(素粒子物理学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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無人島
3
いろいろと突っ込みどころはある。永井氏の著作からは一切感じられない湿っぽさが全体に充満する自己救済型の宗教小説。永井氏の哲学とは全然違うところでヤバい代物。永井氏はこれを読んで恍惚とするらしいが、大丈夫だろうか。これを喜ぶ読者は自己啓発系セミナーに行くタイプの非哲学的人間だと思うのだが。2015/06/03
sakauenakano
2
女子校生の巫妙がほのかに思いを寄せる非常勤講師ヤスマロと、深い部分で繋がりながら哲学的問答を繰り返していくうちに、世界とも深く関わっていくという小説。哲学的な思索や問答は濃くて読み応えがあるのだが、ヤスマロの名前や出自が作者本人を強く連想させるところとか、登場する女子校生達がいかにもな感じであどけなくも蠱惑的に描かれてるところとかが鼻についてそれどころじゃなかった。2016/06/05
にっつぁん
1
危険だわ~2015/09/08
くまこ
1
何度も読み返したい本だった。言葉と言葉の重なりが素晴らしい。2015/06/25
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