イスラームを知る四つの扉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 292p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784906791118
  • NDC分類 167
  • Cコード C1014

内容説明

なぜ、世界で大きな比重を占める人びとと文明に、私たちは無知なのか。図像イメージもまじえて、四つのポイントから、天国と地獄、聖と俗、時間と空間、神秘と科学、生活と風俗など、イスラームの文化と思想の回廊をめぐる。ムハンマドとは誰か、「世界史」には収まらない歴史の軸とは何か、独特のモラルや美意識はどこからくるのか…。イスラーム万華鏡―隣人を知るために。

目次

序 イスラームと現代(イスラーム文化―その普遍性と特殊性;アラビアにおける精神革命と現代―ムハンマドの場合)
第1の扉 生と死の思想(イスラームにおける死後の世界;イスラームにおける天国の表象;イスラームにおける地獄の表象)
第2の扉 魔術・科学・習俗―イスラームという意識(イスラームと魔術;預言者の医学;イスラームにおける聖遺物;イスラームの暦と年中行事;トルコの世俗主義とヴェールの問題)
第3の扉 預言者・追随者・天使―イスラームの根(預言者の奇跡について;ムハンマドの奇跡と『コーラン』;神の友、アブラハムの物語;ハサン・アルバスリーとイスラーム思想の起源;イスラームにおける天命と審判;イスラームにおける天使・悪魔・妖鬼)
第4の扉 聖者・聖女・スーフィズム―イスラームの心(スーフィズムと人間の尊厳性;イスラームの聖女ラービア・アダウィーヤ;イスラームの聖者マウラーナー・ジャラール・アッディーン・ルーミー;『精神的マスナヴィー』の物語)

著者等紹介

竹下政孝[タケシタマサタカ]
1948年生まれ。専攻、イスラーム思想史。1986年、シカゴ大学にてPh.D取得。1995年より、東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Go Extreme

2
来世のための現世 ラッパで始まる終末の日 墓中の魂の試練 肉体と魂の復活 戒律遵守の褒美 永遠ではない地獄 神から人間への奇跡 超自然力の操作 真の治癒者は神 精神と信仰の健康 神の言葉の伝達者 最後の預言者ムハンマド 神の摂理の悪魔 神への接近の道 熱烈な神への愛 自己消滅と神一致 神を映す人間の鏡 比喩から真実の愛へ 真実への橋としての比喩 精神的な空虚の充足 四つの扉からの接近 庭園としての天国 クルアーンの非模倣性 人間を誘惑する存在 行いによる人間の価値 世界医学への貢献 他宗教への深い寛容2025/05/09

1
仏教と共有してる聖地があるとは。2013/07/28

かんちゃん

1
イスラームのあり方についての本は多くあるが、来世観や哲学面について読みやすく書いてある本は初めてだったので興味深かった。2013/04/01

Eddy

0
本の題名と著者名から気構えたが、解り易い言葉と文章で、文化・思想とその背景を考察されてる。 エルサレム訪問前の予習。2019/04/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6404241
  • ご注意事項

最近チェックした商品