内容説明
イダコの語りに秘められた癒しの力とは何か。奥浄瑠璃やオシラ祭文など、北の説話の海から、土俗の調べと民衆の祈りとを立ち上がらせる。日本語の原初のエネルギーと、津軽民俗文化のパワー。
目次
「お岩木様一代記」が語られた日
「母おさだ」の世界
「あんじゅが姫」の受苦
両界まんだら行脚
説話的要素を解きほぐす
北の説話の古層を掘る
さんせう太夫の亡霊、津軽を席捲
津軽オシラ祭文考
母たちの夜の祭
赤倉山神とゴミソの契り〔ほか〕
著者等紹介
坂口昌明[サカグチマサアキ]
1933‐2011年。詩人、文芸評論家、在野の日本民俗学研究者。日本語の可能性を拡大する詩人としての精緻な実験とあわせ、長年、東北をフィールドとして日本民俗学・説話学上の探求を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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