内容説明
悪名高いソフィスト、ゴルギアス、政治闘争の渦中を生きたローマの弁論家キケロ。言葉の幻なるがゆえの自由さへの愛と、人の心をとらえ、政治を動かす言論の力の讃美と―両者をつなぐ、もう一つの精神の態度を掘り起こす。思想史三部作第2弾。
目次
幻を愛する人たち
1 ゴルギアス(レトリックの古層;レトリック礼讃)
2 キケロ(人間の顔をした認識論;途上の思想;『弁論家について』と普遍的教養)
懐疑論とレトリック小史
著者等紹介
坂口ふみ[サカグチフミ]
1933年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科比較文学比較文化修士課程修了。ミュンヘン大学にてPh.D取得。東京大学、東北大学、清泉女学院大学を経て、東北大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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