内容説明
“イスはなぜ座っても壊れないのか?”をカガクする。材質?カタチ?強さを決めるのは何なのかを謎解きします。
目次
序章 モノはなぜ壊れないのか
基礎知識編(モノの強さを知る材料力学;「力(ちから)」ってなんぞや
色々な力
物体の中に働く力
力によって生じる変形 ほか)
謎解き編(物体の向きやカタチを変えるだけで変形しなくなる話;最適なカタチをコンピューターに考えさせるみる話;紙のグラインダーで木やプラスチックが切れる話;バンジージャンプをしても脚がもげない話;象が踏んでも壊れない筆箱の話 ほか)
著者等紹介
水野操[ミズノミサオ]
1967年東京生まれ。1992年Embry‐Riddle Aeronautical University(米国フロリダ州)航空工学修士課程修了。2004年にニコラデザイン・アンド・テクノロジーを起業し、代表取締役に就任。オリジナルブランド製品の展開やコンサルティング事業を推進。2016年に、3D CADやCAE、3Dプリンター導入支援などを中心にした製造業向けサービスを主目的としてmfabrica合同会社を設立。さらに2017年に高度な非線形解析や熱流体解析業務を展開する株式会社解析屋の設立に参画。2018年6月からは法政大学アーバンエアモビリティ研究所の特任研究員も務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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keith
15
表紙からは柔らかめな内容かなと思いましたが、結構硬めな内容でした。物理苦手やったし。数式もよう分からん。2020/11/04
takao
1
ふむ2021/12/02
Hiro
0
材料や構造物が壊れないメカニズムをわかりやすく解説していると思います。この本にも数式が多少ありますが、他の本と比べると数式が少なく、現実世界での様々な例を出して説明しているところがいいと思います。 わかりやすく説明しているといいながら数式は簡単に理解しにくい部分があります。それでも他の書籍に比べればだいぶ簡素化されていると感じました。 数式を理解しないと本質的な理解へとつながりにくく、表面的な理解に終わってしまうので、ないよりあったほうがいいと思いますが、もう少し数式が理解しやすいと助かります。2022/07/06
ARIA
0
少し難しいかもしれないがゆっくり読めば理屈はわかる。身近な話題を取り扱っており、教養として非常に有用。身近なものがいかに上手く考えられて作られているかわかった。H鋼、橋梁の形、なぜバンジージャンプで足がもげないかetc.....2020/10/19
かつ
0
身近な構造力学の話を有限要素法とトポロジー最適化の例題で一般の人にわかりやすく説明している好著2020/09/15