内容説明
歴史を秘めたレトロ建築への誘い。明治初期、原野を切り開きつくられた開拓使の都市・札幌。そこに花開いた、木造から石造へと発展する近代建築それぞれの魅力に、街の歴史と豊富な経験を重ね合わせて綴る“建築エッセイ”。
目次
1 プロローグ[北海道移住から建築の世界へ](生い立ち;建築を選ぶ)
2 札幌のまちと建築[開拓使の都市と建築](札幌のまち;札幌の木造建築;豊平館、華の世界)
3 北大の建築[生まれ育ったところ](札幌農学校創設期の建築;札幌農学校第二農場;移転キャンパスの建築;大正から昭和へ)
4 札幌の煉瓦・石造建築[明治中期以降の展開](赤煉瓦の時代;赤煉瓦庁舎と復原改修工事;石造建築考;旧札幌控訴院;建築史のなかの石材)
5 エピローグ[現代建築への入口](札幌が誇る現代建築;現代建築への入口の時代)
著者等紹介
越野武[コシノタケシ]
昭和12年(1937)年札幌生まれ。昭和35年北海道大学工学部卒業。山下寿郎設計事務所を経て、昭和37年から北海道大学工学部建築工学科助手。助教授を経て平成2年(1990)年教授。平成13年定年退職し名誉教授となり、同年札幌大学文化学部教授に就任。平成20年札幌大学定年退職。平成19年「札幌市市政功労」受賞。令和6年(2024)8月10日死去、享年八十七。同年9月6日、「従四位瑞宝小綬章」叙勲(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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