内容説明
140年におよぶ狸小路の歴史は、札幌の歴史そのもの。庶民とともに歩んできた、明治の草創期から現在までの変遷を、80余店の最新ルポや歴史トリビアなどでつづる。
目次
序 狸小路ヒストリー
1 明治・大正生まれの店
2 昭和前期生まれの店
3 昭和後期生まれの店
4 街並みの変遷―明治から平成まで
5 平成生まれの店
6 平成生まれの飲食店
7 記憶の中の狸小路
著者等紹介
和田由美[ワダユミ]
1949年、小樽市生まれ。札幌南高を経て、藤女子短大英文科卒。札幌初のタウン情報誌「ステージガイド札幌」編集長を経て、編集プロダクションを設立。ベストセラーとなった『さっぽろ青春街図』シリーズを手掛ける。1988年に、出版と編集の亜璃西社を設立し、社業の傍らエッセイストとして各紙誌に執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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えりりん
5
狸小路の名店回想録&現在の紹介。地元の「かつてここには○○があった!」的な歴史探訪が好きな私は、過去に想いを馳せながら楽しみました。この本の発行された2013年から現在までの数年で、老舗が何軒も閉店してしまったのがさみしい。在りし日の狸小路を訪れてみたい。2016/01/14
りきゅう
0
初めて札幌を訪れた際にたまたま機会があって訪れた狸小路。入口からずらりと続く通りを目にした瞬間に感じた、心のどこかで憧れていたような雰囲気に、足を踏み入れる前からドキドキがとまらなかったのを覚えています。 そんな狸小路の魅力が、狸小路フリークである作者によってまとめられた愛のある一冊。 これを読んで益々狸小路に惹かれました。2013/05/03
もけうに
0
著者の狸小路愛が感じられ、楽しく読めた。全国的にアーケード商店街が苦戦する中、狸小路はかなり頑張っている方かと。観光客向けの店が増えたが、あの活気は中々のもの。消えていく店、変わらない老舗、新しい店…伝統と変化が混在する狸小路。札幌地史としても貴重な話が多く、興味深い。2019/07/12
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