年報カルチュラル・スタディーズ 〈vol.4〉 特集:資本

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年報カルチュラル・スタディーズ 〈vol.4〉 特集:資本

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  • サイズ A5判/ページ数 320p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784906738199
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0010

出版社内容情報

下層/上流、若年/老年、男/女などの格差が拡大し、労働者が奴隷化させられる今、資本それ自体が一体何なのかを多面的に考察する。資本制社会に生きる私たちが無意識に前提としている「資本」。

D・ハーヴェイが『資本の〈謎〉』で分析したのはリーマンショック後の世界金融恐慌でしかなかった。

しかし今、格差――下層/上流、若年/老年、男/女など――が拡大の一途をたどり、労働者が「奴隷化」を強いられるなかで問われねばならないのは、「資本」それ自体がいったい何なのか、である。

この問いの先にこそ、反資本主義の展望が開けるだろう。



なぜ私たちは自分の時間と労働を切り売りしているのか。

なぜ家事は女性の仕事とされるようになり、不可視化され、賃金が払われないのか。

――こうした根源的な問いをめぐり、反資本主義としての労働運動、「資本」主義への移行期にかんする歴史的分析、女性の無償労働と魔女狩りの関係性、資本をめぐる表象分析など、文化研究ならではの多面的な考察を展開する。

カルチュラル・タイフーン2015「振り返り」

カルチュラル・タイフーン2015事務局

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●特集〈資本〉



ここ掘れここ掘れ、ヘッジを倒せ――資本と自由、ついに離別

小笠原博毅



不可視な資本を視覚化する――アイザック・ジュリアンの近年の三連作について

近藤健一/小笠原博毅



労働の蓄積と女性の価値の切り下げ――「資本主義への移行」における「差異」の構築

シルヴィア・フェデリーチ(小田原 琳・後藤あゆみ 訳)



訳者解題

新たな階級闘争史の地平――シルヴィア・フェデリーチと反資本主義の闘い

後藤あゆみ



ネッド・ラッドとマブ女王――機械壊し、ロマン主義、1811-1812年における幾つかのコモンズ

ピーター・ラインボー(マニュエル・ヤン 訳)



訳者解題

X2めがけて投げる革命的コモンズのハンマーをつくる

マニュエル・ヤン

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●投稿論文



吾妻新と沼正三によるズボン・スラックス論争――1950年代『奇譚クラブ』における日本的サディズムの萌芽

河原梓水



「ユニークで普通な身体」の意味――写真における障害者表象をめぐって

塙 幸枝



都市空間をめぐる地域アートプロジェクトの政治性――東京文化発信プロジェクト「墨東まち見世」を事例に

及川裕子



中野好夫と沖縄――「道義的責任」と主体化の論理

吉田 裕

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●セッション報告



制度への仕掛け――「たまスタディーズ」という試み

高原太一

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●書評/映画評/展覧会評



女たちはなぜチマチョゴリを着るのか

――書評:そんい・じゅごん(著)、早瀬道生(撮影)『きゃわチョゴリ』

成実弘至



魅了される身体から探る、常時接続社会への処方箋

――書評:ジョナサン・クレーリー『24/7』

ケイン樹里安



再発見、社会運動の力と可能性

――映画評:ジム・ハバート監督『怒りを力に』、マシュー・ワーカス監督『パレードへようこそ』

C.H.A.R.



白老と二風谷、ふたつのアイヌの博物館

――展覧会評:アイヌ民族博物館、平取町立アイヌ文化博物館

鋤柄史子



「イメージ」する東京に生きること

――展覧会評:「“TOKYO”――見えない都市を見せる」

居原田 遥

カルチュラル・スタディーズ学会[カルチュラルスタディーズガッカイ]