内容説明
永山則夫、フランツ・ファノン、チェ・ゲバラ、国際義勇軍、赤軍派、『東京〓(せん)争戦後秘話』、若松孝二、大杉栄…何処にでもある場所としての“風景”、あらゆる細部に遍在する権力装置としての“風景”にいかに抗い、それを超えうるか。21世紀における革命/蜂起論を予見した「風景論」が、40年の時を超えて今甦る―死滅せざる国家と資本との終わりなき闘いのために。
目次
密室・風景・権力―序に代えて
風景としての都市
ゲリラ空間とは何か
組織論をめぐって
子供についての一考察
転形期の構図
奈落への旅の途上で
わが列島、わが風景
映像風景言語
不可視のムラの入口で〔ほか〕
著者等紹介
松田政男[マツダマサオ]
1933年生まれ。評論家。都立北園高校在学中の50年に日本共産党入党。以後、共産党所感派、神山派で職業革命家として活動。同派分裂後トロツキズムからアナキズムへ接近し、第三世界革命論を基礎に直接行動を模索。未来社・現代思潮社などで編集者を務めつつ東京行動戦線、レボルト社などを主導する一方、映画批評・演劇批評を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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