出版社内容情報
人格の形成から死まで、人間の経験の全領域を網羅する人生の輪として認識されているのがハウスである。
この西洋占星術の四大要素の1つである「ハウス」の手引書、ついに本邦初翻訳!
内容説明
本書の特色はなんと言っても、ハウスがいかにして生まれたのか、その歴史的な経緯について簡潔明瞭に解説している点です。12ハウスの意味、由来、用法を解き明かし、歴史的背景、ハウスの意味づけと象徴を古代神話と哲学、天文学的観点から読み解いています。また、ハウスが有する力の序列、アングルの重要性とその理由、不運のハウスの理由と解釈まで、おおよそ占星術の実践において必要な要点を学ぶことができます。そして、いちばん大切なのは、占星術の実践者にとって、必要な知識が十二分に盛り込まれていることです。
目次
第1部 ハウスの歴史と象意(歴史から見るハウス;アングル~エジプト太陽哲学の重要性;アスペクトと扉 2/8ハウス軸;惑星のジョイ 5/11ハウス軸;王と王妃 3/9ハウス軸;終局と減衰 6/12ハウス軸;実践でのハウス象意 ルーラーシップ)
第2部 技術的基盤とハウス分割固有の諸問題(ハウスをめぐる問題;プトレマイオスの「強力な場所」とハウスの影響力)
付録A 本書で使用する伝統的専門用語集
付録B プラネタリー・アワー(惑星時間)
付録C 出生時刻算出についてアル・ビルーニの助言
著者等紹介
ホールディング,デボラ[ホールディング,デボラ] [Houlding,Deborah]
英国マンスフィールド生まれ。1980年代後半より、西洋占星術の伝統的技法の天文学的、象徴的基盤の研究を行う。Traditional Astrologer Magazine、Ascella Publicationsを1993年設立。占星術情報サイトskyscript.co.uk、The School of Traditional Astrology(STA)主宰者。英国占星術協会チャールズ・ハーヴィー賞受賞(2010年)ルーマニア占星術協会名誉会員選出(2011年)文化協会ジャヤビディヤ国際占星術賞受賞(2012年)
皆川剛志[ミナカワタケシ]
1967年、横浜市生まれ。幼少より天体観測に親しむ天文ファン。占星術を独学後、古典占星術をペトロス・エレフセリアディス、肉眼での天体観測を重視する天文占星術をルーメン・コレブに学ぶ西洋占星術師(QHP)。2009年から統計占星術サービス運営、占星術鑑定、天体観測会、ライブ講座を主催。美術学士(BFA)。株式会社Charapla Inc.代表。SNSではアストログラマー(astrogrammar)を由来とする名前「ぐら」で活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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