『Nyx』〈05〉

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  • サイズ A5判/ページ数 338p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784906708727
  • NDC分類 105
  • Cコード C0010

出版社内容情報

【第一特集「聖なるもの」 主幹:江川純一×佐々木雄大】

 〈聖なるもの〉という概念は人間や社会、宗教にとって重要な意義をもちうるのだろうか。それとも、単なる虚構にすぎず、捨て去られるべきなのか。宗教学を軸に、さまざまな分野で語られることば〈聖なるもの〉を問い直す。



【第二特集「革命」 主幹:斎藤幸平】

近年の世間において「革命」は「主流に反対を唱えるだけの時代遅れな野蛮なもの」程度に軽んじられているように見える。しかし革命は自由と平等を論じる際に不可欠な役割を果たしてきたのみならず、革命は主権、暴力、民主主義をめぐる様々な問い誘引してきた。その自由や平等をめぐる問いを改めてここに再構築していく。



単発記事

千葉雅也×マルクス・ガブリエル「「新実在論」「思弁的実在論」の動向をめぐって」マルクス・ガブリエル京都大学講演

「なぜ世界は存在しないのか――〈意味の場の存在論〉の〈無世界観〉」

【第一特集「聖なるもの」 主幹:江川純一×佐々木雄大】

佐々木雄大 序文「〈聖なるもの〉のためのプロレゴメナ」



江川純一×佐々木雄大 対談「〈聖なるもの〉と私たちの生」



馬場真理子「空虚な「聖なるもの」」

桑原俊介「オットーの聖なるものと魂の根底(Fundus Animae, Seelengrund)――ドイツ神秘主義と近代認識論(心理学・論理学・美学)の系譜から」

江川純一「ペッタッツォーニの「サクロロジア」」

佐々木雄大「堕天使と悪魔の諍い――カイヨワとバタイユとの〈聖なるもの〉の差異」



ミルチャ・エリアーデ、奥山史亮 訳「原始神話体系」

奥山史亮「原始神話体系」解題



溝口大助「聖なるものと事物――デュルケム学派における聖なるもの」

橋本一径「イメージと聖なるもの」

藤井修平「宗教認知科学(CSR)における脱神秘化された「聖なるもの」」



ドミニク・ヨーニャ=プラット、小藤朋保 訳「聖――形容語から実詞」

ダニエル・エルヴュー?レジェ、田中浩喜 訳「社会学者と聖なるもの」

鶴岡賀雄「「聖なる(もの)」という言葉を使うために」



鴻池朋子×江川純一 対談「アート・魔法/呪術」







【第二特集「革命」 主幹:斎藤幸平】

深井智朗「宗教改革は「革命」なのか」

鳴子博子「ルソーの革命とフランス革命――暴力と道徳の関係をめぐって」

石川敬史「収斂としてのアメリカ革命」

斎藤幸平「革命と民主主義――マルクス対ポスト・マルクス主義」

塩川伸明「ポスト社会主義の時代にロシア革命とソ連を考える」

酒井隆史「各人はその能力に応じて、各人にはその必要に応じて――コミュニズムはなぜ「基盤的」なのか?







【マルクス・ガブリエル来日関連記事】

千葉雅也×マルクス・ガブリエル 対談 「新実在論」「思弁的実在論」の動向をめぐって

マルクス・ガブリエル、加藤紫苑 訳 「なぜ世界は存在しないのか――意味の場の存在論と無世界観」







【単発記事】

飯田賢穂 レポート「なぜ、哲学なのか? 発言する哲学、越境する哲学」

江川純一[]
著・文・その他

佐々木雄大[]
著・文・その他

斎藤幸平[]
著・文・その他

マルクス・ガブリエル[]
著・文・その他

千葉雅也[]
著・文・その他

加藤紫苑[]
翻訳

飯田賢穂[]
著・文・その他

馬場真理子[]
著・文・その他

桑原俊介[]
著・文・その他

ミルチャ・エリアーデ[]
著・文・その他

奥山史亮[]
著・文・その他

溝口大助[]
著・文・その他

橋本一径[]
著・文・その他

藤井修平[]
著・文・その他

ドミニク・ヨーニャ=プラット[]
著・文・その他

小藤朋保[]
翻訳

ダニエル・エルヴュー=レジェ[]
著・文・その他

田中浩喜[]
翻訳

鶴岡賀雄[]
著・文・その他

鴻池朋子[]
著・文・その他

深井智朗[]
著・文・その他

鳴子博子[]
著・文・その他

石川敬史[]
著・文・その他

塩川伸明[]
著・文・その他

酒井隆史[]
著・文・その他

飯田賢穂[]
著・文・その他

内容説明

“聖なるもの”“革命”それぞれの限界と可能性を問う。マルクス・ガブリエル京都大学講演。千葉雅也×マルクス・ガブリエル対談を収録。

目次

第1特集 聖なるもの(主幹・江川純一・佐々木雄大)(“聖なるもの”のためのプロレゴメナ(佐々木雄大)
対談“聖なるもの”と私たちの生(江川純一;佐々木雄大) ほか)
レポート なぜ、哲学なのか?発言する哲学、越境する哲学(飯田賢穂)
第2特集 革命(主幹・斎藤幸平)(宗教改革は「革命」なのか(深井智朗)
ルソーの革命とフランス革命―暴力と道徳の関係をめぐって(鳴子博子) ほか)
小特集 マルクス・ガブリエル(対談 「新実在論」「思弁的実在論」の動向をめぐって(千葉雅也;マルクス・ガブリエル)
二〇一八年京都大学講演 なぜ世界は存在しないのか―意味の場の存在論と無世界観(マルクス・ガブリエル(加藤紫苑訳)))

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんちゃん

1
主たる目的は、マルクス・ガブリエル関係の補論。京都大学講演は、これまでの著書の要約的な内容として、「意味というのは対象の特定の配列」であり、「存在するというのは何らかの意味の場(対象領域)に現象するということ」。短い分、定義規定が矢継ぎ早に出てくるので、議論を追うだけで精一杯になってしまった感。千葉氏との対談は、「「意味の場」はパースペクティブではない」、「自然主義は危険」など、なんとなく作者について誤解していた部分が明確に分かった。一義性とコミットメントの部分はよく分からないので詳説してほしいところ。2018/09/30

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