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村上龍と坂本龍一―21世紀のEV.Caf´e

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  • サイズ B6判/ページ数 199p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784906700790
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

ふたりの「龍」による、伝説の対談が30年ぶりに復活。単行本初収録の対談、鼎談もたっぷり加え、未来なき、21世紀の日本を語る。

目次

EV.Caf´e 21C July 2012(3・11後の東京で語る(村上龍×坂本龍一))
EV.Caf´e 1998‐1999(世紀末に復活したEV.Caf´e(村上龍×坂本龍一)
複雑なものを単純化しちゃいけない(村上龍×坂本龍一×北野宏明)
僕たちは、激動の世界にさらされている(村上龍×坂本龍一×浅田彰)
幸せなインターネットの時代は終わった(村上龍×坂本龍一×伊藤穰一×竹中直純)
人類の希望への道をさぐる(村上龍×坂本龍一×赤尾健一)
日本人の9割は没落する?(村上龍×坂本龍一))
EV.Caf´eスペシャル・ミーティング(責任を取らず事実を隠蔽し、解決を先おくりするより、過去の失敗を認め、原因を検証して次代につなげなくてはならない(村上龍×坂本龍一×塩崎恭久))

著者等紹介

村上龍[ムラカミリュウ]
1952年長崎県生まれ。1976年「限りなく透明に近いブルー」でデビューし、文壇のみならず世に衝撃を与えた(第75回芥川賞受賞)。その後も『コインロッカー・ベイビーズ』など話題作を多数刊行。03年には、514の職業を紹介した「13歳のハローワーク」が125万部を超えるベストセラーに。「半島を出よ」(05年)では野間文芸賞と毎日出版文化賞、「共生虫」(00年)で谷崎潤一郎賞、「歌うクジラ」(10年)では毎日芸術賞を受賞

坂本龍一[サカモトリュウイチ]
1978年『千のナイフ』でソロデビュー。1984年、自ら出演し音楽を担当した『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞他を、映画『ラストエンペラー』の音楽でアカデミー賞、グラミー賞他受賞。1999年制作のオペラ『LIFE』以降、環境・平和問題に言及することも多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キク

51
坂本龍一と村上龍が、気になる専門家を呼んでの対談集第三弾。片田舎で育っていた僕は、このシリーズで初めて浅田彰、柄谷行人、吉本隆明、河合雅雄といった人達を知ったので、思い入れがある。出版は2013年だけど、その時点で「今回は免疫の人とか、ウイルス研究の人も絶対に呼びたい」という龍と、対談のなかで「病原菌を完全に駆除するという発想がおかしい。ヒトという種が絶滅しても、微生物は残る。あとは微生物に託す。我々に希望だ救いだってものが仮に必要だとすれば、それくらいかなと思う」という坂本の、時代への嗅覚にビビります。2021/12/03

V6_1800

11
日本という国はゆっくりと死につつある、というのは村上龍がエッセイや小説の中で指摘してきたことで、この本もそういった方向の対談で始まる。絶望的なのは、当時の対談の内容でさえ現在ではまだ楽観的に思えること。冒頭坂本龍一との対談で出てくる、「気持ち悪さ」の指摘は本当に共感するのだが、解決策はみつからない。2023/09/19

にゃおん

6
あれっ? 最初の対談こそ2012年のものだけれど、後は1998年~2000年のものなのね。ちょっとガッカリ。まぁ、15年前の対談で懸念していた未来のとおりに(いや、それより悪化)してしまっているという検証はできたけれど。2013/09/01

gokuri

4
冒頭の対談を除くと、10年以上も前の対談集。当時をしのびながら読むにはちょっと活字にまとめられるには、時間がかかりすぎだ! 村上龍のその時代での課題認識をうかがい知ることができる本としては、楽しめた。2013/08/12

Satoru Moriaki

3
昔、講談社文庫で読んだ記憶が…。しかし二十年近くを経て、読み返しても本質的な点でブレがないのは流石か。遺伝子の話題などは斜め読みで済ませてしまったけれども。2013/04/21

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