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内容説明
ゼロ年代以降のこの国のラップ・シーンを追いながら、未来に向かって笑って生きる、ヒップでホップな日本のバカヤローの初評論集。+00年代以降の日本のヒップホップ重要作品60枚、書き下ろしレヴュー付き。
目次
第1章 Stay Street(日本のアンダーグラウンド・ヒップホップはアウトサイダーのオアシスである!―日本のヒップホップの逆襲;“ブラック・スモーカー”と“フューチャー・テラー”が激突した素晴らしい一夜!―ブラックテラー、ライヴ・レポート ほか)
第2章 On the Road(しくじるなよ、ルーディ―デモで逮捕されてもたいしたことはない!;祭りの余波はまだ続く―○○年代前半のサウンド・デモ、レポート ほか)
第3章 Another Way(何かを追い求めたいわけじゃないが、追い求めてみたい―MSC、K・ボム、ジューベーの音とことばと媚びない態度がかっこいい;「俺はアンダーグラウンドじゃねーもん。実験さ」―二〇〇八年、稀代の芸術家、キラー・ボング、インタヴュー ほか)
第4章 Make Each Path(アンダーグラウンドではなくインディペンデント!―“ポップグループ”のポップへの野心;マルチ・カルチュラル・ジャパニーズ・ラップ―シック・チームの魅力 ほか)
著者等紹介
二木信[フタツギシン]
1981年、茨城県生まれ。音楽ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kera1019
2
MSCとシンゴ☆西成のインタビューが面白かった。それとナズの「イルマティック」やN.W.Aの「ストレイト•アウタ•コンプトン」など懐かしい…2014/05/06
nizimasu
2
そういえば、シンゴ☆西成を知ったのは二木さんの原稿だった。基本的にヒップホップはほとんどきかないが、MSCとかも聴いたのはきっと二木さんの原稿からなのだろう。とかく、反原発でもで逮捕されてフィーチャーされたけど、そのエレキング、リミックス直系な硬派な文章は、いいなあ〜2013/03/03
hiratax
1
冒頭に早稲田の地下部室の話が記されている。著者が学生時代に触れたアンダーグラウンド文化。そこから、各論となるミュージシャンたちへのインタビュー、レビューが並ぶ。ラストの環ROYとの論争(著者のレビューへの長い直接対話反論)も読ませる。最初、ポストコロニアル、カルチュラル・スタディーズといったフレーズが頻出し、著者は自身を愚直な左翼と規定する。当時の流行りものを咀嚼して現代まで保持して、アウトプットを続けているのはとてもいい。当時、ストリートがなんたらとか言っていて、今、ネットに飛びつくよりは。2013/07/31
72ki
1
書名がいいね。俺も「Rudie Can't Fail」が大好き。読後感もクラッシュを聴いた感じと似てるかも。シリアスだったり最低なことがあっても、笑える/笑ってる感じが。2013/07/11
Takuma
1
どこか一般とは少しずれた政治的な考えが散見されるところを除いては、良かったと思う。2013/03/02