白神学〈第3巻〉白神山地のマタギ 奥目屋編

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  • サイズ A5判/ページ数 191p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784906691463
  • NDC分類 291.21
  • Cコード C0039

内容説明

本書では、最後の白神マタギともいえる鈴木忠勝氏への聞き書き「奥目屋のマタギ―鈴木忠勝」(根深誠)を中心に、マタギの歴史を史料や民俗資料の中から探り(山下祐介)、白神山地と接する奥目屋の地域、中でも砂子瀬のマタギの実像に迫っていきます。

目次

鈴木忠勝=白神山地に生きた最後の伝承的マタギ
マダギの聞き書―鈴木忠勝氏メモについて
歴史の中のマタギたち―奥目屋の村の実像
森山泰太郎『砂子瀬物語』より 写真で見る『砂子瀬物語』その3 冬・マダギの聞き書編
マタギの道具―碧祥寺マタギ博物館および砂川学習館所蔵資料から

著者等紹介

山下祐介[ヤマシタユウスケ]
1969年富山県生まれ。九州大学大学院から九州大学助手を経て、弘前大学人文学部に赴任。2011年より首都大学東京都市教養学部准教授。専門は都市社会学、地域社会学で、災害や過疎問題などを研究

根深誠[ネブカマコト]
1947年青森県弘前市生まれ。明治大学山岳部OB。日本山岳会会員。1973年以来、ヒマラヤに通い続け、ヒマラヤの未踏峰6座に初登頂。故郷津軽の自然を愛し、白神山地を歩き尽くす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんぷぅ

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現代人が抱く"マタギという幻想"を剥がし、人的資料よりも物的証拠から"本来のマタギの姿"を明らかにしようとしたもの。もちろんマタギ本人らからの聞き書き資料も参考にしつつ、その裏付けは物的証拠を参照するなど調査過程は非常に真摯な態度とみえた。過去の文献も同様に懐疑的な視点から見直しすることで、けして華やかとは言えないがより真に迫ったマタギ像が浮かび上がっている。2016/07/04

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