内容説明
カミングアウトから40年。還暦を迎えた性同一性障害(FTM)の著者が、日々の出来事を十数年にわたって書き綴ったエッセイ集。自分が自分らしくあるために、これからもありのままの姿で生きていく。
目次
第1章 ファミリー(三枚の表札;誓いの言葉;レディースデイ ほか)
第2章 時を超えて(過去の出来事;我が青春のおでん;紺色の制服 ほか)
第3章 目指すは、人びとの意識転換(ルーツ;鍋釜の節句;成田金蔵カムバック ほか)
著者等紹介
深田羊皇[フカダヨウコウ]
1957(昭和32)年/大阪生まれ。1976(昭和51)年/奈良市立一条高校卒業。同年OLになる。OLになった理由は、性同一性障害が治るかもしれないとの思いつきから、この頃、親に内緒で精神科へ約六カ月通院する。1977(昭和52)年/カミングアウトして家を出る。大阪北新地のオナベバーでホストになる(当時はレスビアンクラブ)。1982(昭和57)年/ロイヤルグルーミング学院卒業。水商売に将来性を見い出せず、夜働きながら昼学校へ通う。1983(昭和58)年/「ペットルーム阪奈」オープン。2003(平成15)年/戸籍名を「陽子」から「羊皇」へ変更。同年、井上庸子と結婚式を挙げ同居(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 気息 - 句集