内容説明
吃音、父母の不和、在日朝鮮人二世という生の条件の中で、自らの感受性を支えに「自己」を凝視し続け、生涯を文学に捧げ尽くした作家の続作品集。単行本未収録作品とエッセイ・書評から、遺稿「土の悲しみ」までを収録。「追悼・論考」を併録。
著者等紹介
金鶴泳[キムハギョン]
1938年、群馬県生まれ。本名、金廣正。1966年に「凍える口」で文芸賞受賞。以後、作家活動に入る。その間、四作品が、芥川賞候補となる。吃音者、在日朝鮮人二世という生の条件の中で、自らの感受性を支えに自己を凝視し続け、独自の作品世界を築く。1985年に自死(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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