内容説明
対立と論争から中断を繰り返し、のべ14年、第7次にわたって繰り広げられた日韓交渉。そこでは何が話し合われ、何が決められたのか。韓国側資料を駆使して解き明かす、請求権問題をめぐる交渉過程の真相。
目次
第1章 大韓民国樹立前後の賠償問題(八・一五直後の民間補償要求と南朝鮮過渡政府の対日賠償要求;李承晩政権の対日賠償要求)
第2章 一九五〇年代李承晩政権下の請求権交渉(第一次交渉再考;第二次交渉から第四次交渉まで)
第3章 一九六〇年代張勉政権下の請求権交渉(張勉政権の「韓日経済協調」論;第五次交渉での請求権論議)
第4章 一九六〇年代朴正煕政権下の請求権交渉(朴正煕政権の「韓日経済協力」論;第六次交渉での請求権論議―法律理論・事実関係論争 ほか)
第5章 日韓条約をめぐる韓国内の葛藤(朴正煕政権の日韓条約締結の論理;韓国での日韓条約反対運動の論理 ほか)
著者等紹介
太田修[オオタオサム]
1963年兵庫県生まれ。同志社大学文学部卒業。韓国高麗大学校大学院史学科(韓国史専攻)博士課程修了。同大学院にて博士学位(文学)取得。現在、仏教大学文学部史学科助教授。専攻は、朝鮮現代史・現代日朝関係史
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