内容説明
吉田松陰の武士道講義録、戦後初の出版、遂に成る!講義のテキストとなった山鹿素行の兵学『武教小学』を全文掲載!維新の志士達を鼓舞し、自らも国に殉じた松陰講義録の完全現代語訳。武士の道徳とは、どうあるべきか?松陰の思想が、いま明らかになる。
目次
武教全書講録
開講主意
武教小学序
夙起夜寐
燕居
言語応対
行住坐臥
衣食居
財宝器物
飲食色欲
放鷹狩猟
与受
子孫教戒
武教全書惣目録
著者等紹介
川口雅昭[カワグチマサアキ]
昭和28年山口県生まれ。同53年広島大学大学院教育学研究科博士課程前期修了。山口県立宇部・美祢・山口高校教諭、山口県史編さん室専門研究員(明治維新部会)などを経て、平成10年岡崎学園国際短期大学教授。同12年より人間環境大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かわうそ
24
本書のおかげで、孟子のいう浩然の気の意味がやっと理解できたような気がする。その秘密は浩然の気を養う方法にあり、朝早く起きる。この朝早く起きた時の心の状態を松蔭は浩然の気と呼ぶ。それはあらゆる感情の鎖から解き放たれた平穏の状態である。これを平坦の気持ちと呼ぶ。浩然の気を養うことは平坦の気を養うことに他ならない。確かに、経験上夜更かしして平坦の気持ちになったことがない。大塩平八郎が言った太虚に帰一するということは浩然の気を養うことが必要である。2025/11/20
りんふぁ
1
原文、現代語訳と続く。武士としての在り方なので、なかなか現代の生活には合わないのはあるが、精神面はまだ通じるものもある。松陰先生の話を聞いているようで、幸せになります。2015/05/14




