内容説明
今宵、モノトーン劇場へ。京阪神の老舗バーから、東京の名店まで。切り絵作家・成田一徹が捉えた、56軒の「カウンターの中から」の風景。
目次
Bar(堂島サンボア;カクテルラウンジサヴォイ;Bar HERMITAGE ほか)
Restaurant(祇園さゝ木;そば打ち松林;鯛壽司 ほか)
extra Tokyo(GINZA TENDER;ロックフィッシュ;MORI BAR ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふらん
12
3年前に亡くなった成田一徹さんの切り絵集。ぴかぴかに磨ききられたカウンターの上のすっと出される黄金色のダブル。切り絵なのに、切り絵だからこそ写真では表現できない奥行きが感じられる。こんな店で飲んでみたい。酔って騒いだらあかんやろけど。2015/08/01
rumi
5
今宵モノトーン劇場へ…。切り絵作家成田一徹の捉えた56軒の老舗BARの「カウンターの中から」の風景。その昔BARの背の高い椅子を止まり木と言うと知り感心したがここに集いその一瞬を捉えた人々の表情はまさに羽を休める鳥たちのよう。どの店も魅力的。とくに暖炉のあるBAR…いいなぁ… 残念ながら作者の成田一徹氏は昨年末亡くなられたそう。人々の表情の奥の心を白黒の世界にうつしだす作品達。他の作品も見てみたい。2013/01/23