内容説明
山田洋行も日本ミライズも守屋武昌・前防衛事務次官も、この巨大な「兵器企業」に比べたら、ゾウの前のアリのようだ。なのに、なぜ「防衛利権」捜査の網にかからないのか―その疑惑を解くカギがここにある。
目次
序章 “防衛庁の天皇”と三菱重工の接点
第1章 癒着の構造
第2章 どこまでも腹黒い企業体質
第3章 最新の軍事ショーバイ
第4章 技術なき思想統制企業
座談会 奥村宏+鎌田慧+佐高信 戦争責任を無視し国家と共に歩む
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふぇるけん
11
国策防衛産業の担い手としての三菱重工。ただ、ちょっと立ち位置が偏り過ぎているきらいがある。最後の品質で事故が起きている、という件だって、じゃあ米国のロッキードマーチン社やグラマン社では事故は起きていないのか?統計的に三菱重工の品質が低いと言えるのか、など突っ込みたいところはあるものの、全体的な読み物としてはなかなか面白かった。2017/11/14
ねええちゃんvol.2
3
★★★ 有川浩の自衛隊モノ⇒三菱重工へ興味がわき読んでみた。※自衛隊からの天下り数と、受注金額は比例するらしい。2012/06/05
hirofumi
1
面白いんだけど、記事のコメントに「経済誌デスクによれば」というのを多用するのはいかがなものか。まあ、それだけ三菱重工が取材を受けてくれないんだろうけど。それにしても自分でウラ取ろうよ。2015/11/26
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