岩国は負けない―米軍再編と地方自治

『週刊金曜日』【編】

金曜日（2008/01発売）

• サイズ B6判／ページ数 132p／高さ 19cm
• 商品コード 9784906605361
• NDC分類 319.8
• Cコード C0036

目次

第１章　国の横暴を許すな！（岩国の灯を消すな；米軍再編は誰のため―「岩国シンポジウム」（二〇〇七年一二月一六日）の記録）
第２章　「普天間」から「岩国」問題へ（行政学から見た「岩国」への仕打ち；米軍再編と普天間基地；「岩国の怒り」から始まる民主主義のナラティヴ）
第３章　日米同盟を疑う（米国の本質から見える日本軍事化のからくり；防衛省「騒音」データのウソ；岩国市民の声）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ハンギ]

山口県岩国市には米軍基地があり、米軍再編計画により、他の基地から航空部隊の受け入れ増強が決まった。それに対して岩国市長と住民は反対し、国は助成金を凍結、それでも岩国市は戦う姿を見せた。論文集であると共に、他自治体の市長経験者などの討論の様子なども記載されている。巻末の岩国市の市民の声も一見に値しよう。問題は日米軍事同盟を元にしたアメリカの日本軍事基地化であり、イラク戦争においても多くの米兵が沖縄などから出撃した事にある。そしてイラクにおいて無差別攻撃を加えていたそうだ。それでも日本は関係がないのだろうか

2012/07/02