感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
2
著者による栄村の調査は、7年前から始めたという(309ページ)。中山間地域の限界集落問題は、高齢者の暮らしとその存在意義にあるという(310ページ)。同感だ。日本の田舎は、中山間地域だが、ここをどう維持して、どう再生させるかは、国民的課題に思える。評者は、富士山噴火や、直下型地震なら大量に移住する者たちの受け皿足り得るあらだ。むらの暮らしは、住民の知恵と技に支えられ、カネを頼らない生き方(342ページ)。都市民との交流や対流と移住だ。これらの方向性は正しい。正義のむらづくりが志向される時代だろう。2012/09/11
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