内容説明
この書物は現在の国際社会において世紀末的現象とも言うべき混迷を極めた日本社会における日本人の真の姿を明快に説き明かした、かつてない斬新な啓蒙の書(日本人論)である。と同時に、著者が妻の他界を契機に体験した日本人(男)の亡き人(妻)に対する義理と人情の世界を描いた真摯な追悼の記録である。
目次
第1章 私達の日本人論(ことの起り;考察の進め方 ほか)
第2章 追悼文集「故郷は遠きにありて思うもの」(旧姓、板橋美智子の略歴;愛知教育大学「学園だより」への寄稿文 ほか)
第3章 追悼文集に寄せられた手紙と返信(私の大先輩、愛知教育大学名誉教授A先生の第一信;A先生の第二信 ほか)
第4章 追憶(初対面;一度だけのラブレター ほか)
第5章 思い曼陀羅(人間不信;幸福をめぐって ほか)