内容説明
バイリンガルに育てることは子どもの知性や想像力にどんな影響を与えるのか?ネイティブの教師、日本人教師、どちらが望ましい?日本人の親が不正確なアクセントで子どもに英語で語りかけることは問題?文法中心でない、もっとよい英語学習の方法とは?日本における英語教育について論じた一冊。
目次
第1部 なぜ日本人は英語が苦手なのか(敗北主義と外国恐怖症;音声パターン;満足な手本が足りない?;言語が機能する方法に関する誤解;制度のようになってしまった慣行;財政上の制約と工場型の教育;英語教育をまどわせる公然の秘密)
第2部 改善の手がかりとしての新しいアイデア(乳幼児の言語習得;学校教育の組み立て方;教師たち;英語教育の実際;信じることが生み出す風潮)
第3部 長期目標と可能性(言語とアイデンティティ;英語のイマージョン;バイリンガルな日本を目指して;最後に)
著者等紹介
チャイルズ,マーシャル・R.[チャイルズ,マーシャルR.][Childs,Marshall R.]
1950年代から60年代にかけてハーバード大学、ニューヨーク大学、コロンビア大学で、英文学、経営学、社会学などを学ぶ。1960年以降、米国IBMのマーケット・アナリストを経て、1985年IBMアジアパシフィックコーポレーション(東京)の市場評価プログラム担当マネージャーとなる。在日中に日本人を対象とした英語教育に対する関心を深め、1991年以降は本格的に日本における英語教育に関与しはじめる
中里京子[ナカザトキョウコ]
早稲田大学教育学部卒業。翻訳家。実務翻訳家としても20年以上の実績をもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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