内容説明
モーツァルト、スメタナ、ニーチェ、ヘルダーリン、デューラー、レームブルックらの創造性と病理をめぐる珠玉のパトグラフィー、身体と精神の深淵を美しく謳い上げた『人間の限界』、貨幣構造や金銭感覚を心理学的に考察した「エルドラードと分裂病」を一挙に収録。
目次
天才と狂気―病跡学論文集(私のモーツァルト;アンリ・デュパルクの病跡;スメタナの病誌;デューラーの「メランコリア」;ウィルヘルム・レームブルックの病跡;「大いなる正午」体験―ニーチェについて;詩と革命のはざま―F・ヘルダーリンの病跡への疑問)
人間の限界
エルドラードと分裂病