内容説明
環境問題の性質に対応して、排出権取引の枠組みをどう構築するか。既存の規制制度との共存を図るべきか、それともまったく新しい行政制度が作られるべきか。排出権取引制度導入の戦略を解き明かす。
目次
第１章 排出権取引制度の定義、基本概念および重要な変量（定義および基本概念；排出権取引制度の目的と基本的性質 ほか）
第２章 排出権取引を利用することの妥当性の評価（問題の性質；既存の制度的背景 ほか）
第３章 排出権取引制度の計画立案のための戦略的指針（法律的および経済的確実性をつくる；取引費用を制限し、取引への障害を除去し、取引を促進する機関を設立する ほか）
第４章 排出権取引制度の企画立案と実施（未解決の問題への対策として排出権取引制度を利用するのか？；実施戦略への取り組み方を調製する ほか）
