目次
第１章 放射性廃棄物と地層処分（すでに存在する放射性廃棄物；核燃料サイクルと高レベル放射性廃棄物 ほか）
第２章 地下環境の緩衝機能―地層処分に求められる地質要件（地下環境；地下環境と地下水 ほか）
第３章 地質環境のバリア機能（岩体のバリア機能と“水みち”；割れ目を介した物質移動のアナログ（マトリクス拡散） ほか）
第４章 地質環境の長期安定性（日本の地質環境の特徴；安定な地域の存在）
第５章 残された科学課題（システムとしてのバリア機能の追求；地質環境の長期安定性 ほか）
著者等紹介
吉田英一［ヨシダヒデカズ］
１９６２年宮崎県生まれ。１９８６年名古屋大学大学院理学研究科地球科学専攻博士課程（前期課程）修了、１９８６～２０００年動力炉・核燃料開発事業団および核燃料サイクル開発機構（現・独立行政法人日本原子力研究開発機構）に勤務。１９９４年名古屋大学博士（理学）取得。１９８８～１９９０年ベルギー・モル原子力研究所（ＳＣＫ／ＣＥＮ）の地下研究所にて核種移行試験研究（ＨＡＤＥＳプロジェクト）に参加。地下環境中の物質移動現象を研究。同機構主任研究員を経て、２０００年より名古屋大学博物館資料分析系准教授。２０１０年同教授。現在、名古屋大学博物館館長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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vaihtoehto
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著者は地層処分に関して研究している地質学者。使用済み核燃料の地層処分の概要とキーポイントが前半で解説されている。後半は放射性物質の地下での拡散研究等、より専門的な話題。数百年間海に沈んでいた銅製の大砲の分析結果が、スウェーデンにおける銅製格納容器の採択理由の一つになるなど、興味深い話も多かった。2014/08/04
ミフ
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Yes、But的な論調が多いので、論旨がわかりにくく、ねじれてるように感じることがある。2013/06/24
