内容説明
(財)雇用情報センターに設置された「これからの賃金制度のあり方に関する研究会」では、厚生労働省の委託に基づき、平成13年度には「業績・成果を重視した賃金制度における評価とその結果の反映のあり方」に関する調査研究を実施した。企業における実態を探るために、アンケート調査を実施するとともに、特定企業に関する詳細な情報を入手するために企業ヒアリングも実施した。そうした多面的な情報を基礎にして、成果主義に基づく賃金制度のあり方について平成14年3月にとりまとめたのが本書である。アンケート調査およびヒアリング調査の結果のみならず、成果主義賃金に関する理論、成果主義賃金に関する法的課題を整理するとともに、成果主義賃金の今後の展望についても言及した。
目次
第1章 業績・成果を重視した賃金制度の動向
第2章 年収格差の実態と賞与・基本給の変動について
第3章 業績・成果を重視した評価・賃金制度とそのインパクト
第4章 業績・成果による評価精度と人的資源管理
第5章 ヒアリング企業にみる業績・成果を重視した評価・賃金制度の実態
第6章 業績・成果を重視した賃金制度の法的課題
第7章 業績・成果を重視した賃金制度の展望と課題